41. capacity, occupy 〈cap, cup, cip:取る〉
第41講の〈見出し語〉は capacityとoccupyです。第15講で扱った-ceiveや-ceptといった語源の変化形です。
☑️記号のルール
1. 発音記号は使わずカタカナ表記をします。アクセントは太字で表します。
2.★マークは良く使われるカタカナ語、※マークはポイントです。
A. 「語源」で〈見出し語〉を覚える
■ capacity = cap(取る)+city(名詞化:こと)
→取り入れることができること
=(名)キャパシティ「容量」「収容能力」
★「受け入れるキャパが無い」は「キャパシティ=収容能力」の意味。
■ occupy = oc(=ob:の上を)+cup(取る)+y(動詞化:する)
→土地をつかみ取る
=(動)オキュパイ「(時間・空間)を占める」「占領する」
▶語源<cap, cup, cip>=「取る」(take)
B. 「接頭語」で〈同一語源の単語〉を覚える
① preoccupy = pre(前もって)+occupy(占領する)
→前もってその人の心を占領する
=(動)プリオキュパイ「夢中にさせる」「心を奪う」
➁ anticipate =anti(前に)+cip(取る)+ate(動詞化)
→物事が起こる前につかむ
=(動)アンティシペイト「予期する」
※ anti(アンチ、アンタイ)の接頭語は「反対の」という意味を想起させますが、もう一つ、「(時間的に)先の、前の」の意義があります。この意味の同語源の単語として、ancestor「祖先、先祖」、antique「骨董品、★アンティーク」があります。
➂ participate = part(一部)+cip(取る)+ate(動詞化)
→その場の一部をとる
=(動)パーティシペイト「参加する」
※「参加する」という熟語として中学で最初に習うのがtake part in~ですが、その言いかえはparticipate in~
※ cip=take(取る)という語源がわかれば、part+cip(=take) +ate in が take part in~と同義であることは一目瞭然ですね!
C.「接尾語」で〈派生語〉を覚える
① capable= cap(取る)+able(形容詞化:できる)
→自分の中に取り入れることができる
=(形)ケイパブル「能力のある」「有能な」
※「何かをするための能力・資質がある」という意味
※ be capable of+ Ving「~することができる」
➁ capture = cap(取る)+ture(動詞化:する)
→取る=とらえる→虜にする(=心をとらえる)
=(動)キャプチャー「とらえる」「とりこにする」
➂ captive =cap(取る)+tive(形容詞化/名詞化)
→とらわれている状態→とらわれた者
=キャプティブ(形)「とらわれた」
(名)「捕虜」「とりこ」
④ occupation = oc(上を)+cup(取る)+ation(名詞化:こと)
=(名)オキュペイション
→⑴領土をつかみ取ること=「占領」
→⑵人生の時間を取るもの=「職業」
▶️第41講では、9語の見出し語&関連語を確認しました。
▶️語源の意味を理解しながら、繰り返し本文を読んで下さい!読んだ分だけ蓄積があります!!
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