見出し画像

39. intellect 〈lect, lig:選ぶ〉

第39講の〈見出し語〉は intellect です。

「彼は意外と★インテリなんだね~」だとか、「★インテリジェンスの世界では~(佐藤某)笑」だとか、よく見聞きする単語だと思いますが、派生語の細かな区別にご注意を!

☑️ 記号のルール
1. 発音記号は使わずカタカナ表記をします。アクセントのある部分は太字で表します。
2.★マークは良く使われるカタカナ語、※マークはポイントです。


A. 「語源」で〈見出し語〉を覚える

☑️ intellect = intel(=inter:2つの物の間)+lect(選ぶ)
2つの物から1つを正しく選ぶ
=(名)ンテレクト 「知性」(the intellect(s)で「知識人」)

▶語源<lect, lig>=「選ぶ」

B. 「接頭語」で〈同一語源の単語〉を覚える

① collect = col(=com:共に)+lect(選ぶ)
いくつか同じものを選ぶ
=(動)コクト「集める」「収集する」
★レアなカードの「コクション」:collection =(名)「収集」

② elect = e(=ex:外へ出す)+lect(選ぶ)
→外へ選び出す
=(動)エクト「選ぶ」「選出する」
※election =(名)エクション「選挙」

➂ select = se(分ける)+lect(選ぶ)
選り(より)分ける
=(動)セクト「選ぶ」「選抜する」
★新人選手のセクション:selection=(名)「選抜」

④ neglect = neg(否定)+lect(選ぶ)
選ばない
=(動)ネグクト「怠る」「無視する」
※親の「育児放棄」のことを★ネグレクトということがあります。

C.「接尾語」で〈派生語〉を覚える

① intellectual = intellect (知性)+ual(形容詞化:的な)
知性のある
=(形)インテクチュアル「知的な」「知性のある」(名)「知識人」
※intellectualは、人間にのみ用いることができます。

② intelligent= intel(2者間)+lig(選ぶ)+ent(形容詞化:~な性質の)→2つの物から1つを正しく選ぶことができる性質の
=(形)インリジェント「知能の高い」「知能のある」
※ intelligentは、人間のほか動物にも用いることができます。
例)A dolphin is an intelligent animal. 「イルカは知能の高い動物だ」

③ intelligence = intel(2者間)+lig(選ぶ)+ence(名詞化:~な性質)
=(名)インリジェンス「知性」「情報機関」
※米国の有名な情報機関であるCIAは、the Central Intelligence Agency(中央情報局)の略号です。

▶️以上、第39講では、8語の見出し語&関連語を確認しました。


この記事が参加している募集

よろしければサポートお願いします! いただいたサポートは「学びを取り戻す」3PBラボの活動費に使わせていただきます!