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考えることなどを放棄して、おいしいパフェが食べたい話



大人になりたくないと自分自身を抱きしめて喚いた今日の午後五時は夕焼けが綺麗で空が高かった。冬の朝、外で吐く息の白さはどの絵の具でも表せないほど特別だった。高校生活最後の授業日なのに前髪も曲がっちゃってかわいくないし昨日の夜のせいで浮腫んだ目は殴られたように腫れていた。朝の4:00から2分置きにアラームをセットしたのに5:00に起きた日なんて大体遅刻、でもツインテールの毛先は内巻きにワンカールさせないと気が済まなかった。
女子高生でいることが私の生きている意味なのに、「女子高生らしいこと」は得意ではなかった。同調圧力社会を形成する土台が学校生活であることは間違いないし、それに違和感を覚えずに過ごせるほど脳死で生きていないから。増えたのは苦しい気持ちと腕の傷跡!笑ってしまいそー、好きの気持ちが誤差なくぴったり同じならいいと思う!でも、SNSに載せるための友達なんて数十年前には存在しなかった概念じゃない?何が本物だか分からなくなってしまう。大切なものを見失うために得たものなんて私には無価値に思えた。「あくまで自分の考え」という注意書きは敢えてしない。これを読んだ貴方が、これは貴方自身のことについて書かれていると勝手に思い込んで勝手に寝込んだ時に、かつて私に放った「被害妄想じゃん」という言葉をお返ししてあげるからね、冷えピタと共に(ある程度大人になってしまうと、心の整形は難しいらしい)本当にね、1人が否定しようが100人が認めてくれるならばそれでよくなってしまった。もう、私には、その1人を認めさせる気力がない。完璧主義者は引退したけれど、中途半端に完璧主義な私が嫌なので結局は前と変わらないのかなとも思う、考えることなどを放棄したい!おいしいパフェが食べたい!いっぱい寝たい!働きたくない!けれど、死にたいとは思わなくなった。定期購入(セルフで)していた剃刀も、お店で見つけても手に取らなくなった。メジコンは本棚の奥底に封印してしまったし。なんだか自然と、大丈夫なように生きている気がする!自称躁鬱なあの子は病院すら行ったこともないくせに鬱鬱鬱鬱うるさいけれど、本物を見たらどんな顔をするんだろう。本物が明確なものは好きだから、いつか夢を見られますように。マイスリー☦︎︎☆

そういえば、あの授業から何年も経った。未だに先生の発言の全てを記憶しているし、脳内処理できずに漂っている。O(∩_∩)O~~ そういえばで思い出すくらいに降格したことは自分でもちょっぴり悲しい。
私のことよりも、自分のことを大切にしてね、私は私のことを大切にするから。大人になってね


😿🍦

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