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朝まだき

星空を剥がすように終わらせた

なだれ込む夜は
びりびりに破られ
散らかる芥場

ここにはもう戻らない

悪魔が与したいたずらを味わう涙が
耳から伝って錆びつく体は似た者同士

冷たい背中をなぞる
さよならが

「好き」へと変わってしまう前に

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