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〇〇と僕『の』~NO 〇〇 NO LIFE と僕~

『NO MUSIC NO LIFE』
タワーレコードのアレ。
そんで僕は、30歳までまさにその状態だった。
10代前半はリスナーとして、20代はプレイヤーとして音楽と共に過ごした。
からっぽの脳みそは四六時中音楽のことで満たされ、息をするように歌を歌った。
しかし、31歳の時に音楽をやめた。
やめる直前は嫌いになりかけていたが、間一髪、嫌いになったわけではない。
ただ、歌わなくても大丈夫になっただけだ。
なぜかは知らん。

要するに、今の僕は『NO MUSIC NO LIFE』ではない。
では、今『MUSIC』のところに当てはまるモノはなんだろうか?と考えてみた。
「そんなこと考えるなんて、お前は暇なのか?」と思った人よ、そう、僕は暇なのだ。
考えてみるといくつか思いついたので、発表したいと思う。


『NO ランニング NO LIFE』。
6月の健康診断で不健康を宣告された僕は、出来るだけ長くライフをエンジョイ
すべく、ボディーのシェイプアップに取りかかった。
そこで、約2年振りのランニング。
最初は身体が沈むように重く、跳ねる度に上半身の肉が揺れていたが、僕は真面目に走り続けた。
そして4か月、揺れる肉は日に日に減り、距離は日に日に伸びていき、一度に走る距離はついに10キロの大台を超えた。
最初は自分を奮い立たせてからランニングに出ていたが、最近はどうも走ることが苦痛ではなくなった。
それどころか、暇さえあれば走りたいと考えるようになった。
僕はこれからも走り続ける。


『NO ビール NO LIFE』
これは20代から変わらない。
ないと生きていけない。
ビール以外ももちろん好きだが、ビールさえあれば他の酒はいらない。
ツマミもいらない。
だから不健康になる。
『NO ビール NO LIFE』を支えるためには、『NO ランニング NO LIFE』が不可欠なのである。
僕はこれからも飲み続ける。


『NO 読書 NO LIFE』
これにいたっては中学生から変わらない。
その時々によって読む数は変わるが、ずっと続いている習慣である。
習慣というよりは、中毒のようなものかも知れない。
純文学、エッセイ、ミステリー、なんでも読む。
最近はもっぱらミステリー。
少し前にシャーロック・ホームズにハマり、最近はポアロにも手を出し始めた。
ポアロを終えたらもう一度ルパンを読もうと目論んでいる。
僕はこれからも読み続ける。


『NO 〇〇 NO LIFE』の〇〇に当てはまるものは、あればあっただけ豊かだと思う。
しかし、増やそうと思っても、価値観が凝り固まったおじさんには難しい。
もはや好きなものからは新たな発見はないような気すらしている。
絶対にやりたくないと思っていることの方が、新たな発見があるのではないか。
では、やってみようか。
絶対にやりたくないこと……。
んー……。
ビールでも我慢してみようかしら。
なんつって。


『NUMBER GIRL / OMOIDE IN MY HEAD』を聞きながら
FJALLRAVEN by 3NITY TOKYO 池守

『〇〇と僕』←過去の記事はこちらからお読みいただけます!是非!


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