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総括しながら自己紹介していく

最初の「自己紹介」の続きです。
前回が「三重県」メインだったので、今回からは私について。
本当は12月(2023年)にしておくと
流れに乗れたのでしょうが、悲しいかな筆が遅いのであります。


まずは旧年を閉める Good bye ウサギさん

1,【短歌の授業】ー高1言語文化ー

前任校ラストで隣町にある佐々木信綱記念館さんに協力をお願いして短歌の授業を構想・実践しました。
ネタ元は木下龍也さん「あなたのための短歌」です。
とはいえ、いきなり同じことはさせられませんので、
たっぷり読んでたくさん書くことをしてもらいました。

2, こんな感じで授業を作りました~

個人的に「教科書」を精読し、1から10まで全てを
嚙み砕いて説明していく授業ばかりを続けていけない性分なのです。
なので、「こういうことやってみたいなぁ」でピィーンときて、
「こんな力をつけられるかも」とを行ったり来たりしながら、
《目標》《活動》《評価》で単元を構成します。
そこからさらにブレイクダウンして、初回から5回分までの大枠を
考えました。サンドウィッチマンじゃないけど、
何が興奮するって、こういう授業デザインの妄想が最も興奮します。

(ゴリゴリの模試や国公立二次論述の解説もやりますし、
そこと教科書の文章とを絡めたりもしています。)
自分でもamazonで大量に買いますが、
前任校時代はとにかく司書さんが協力してくれて、
1クラス40人が読めるだけの作品集を集めてくれます。
回し読みしながら、推しの1首をワークシートへ書き写します。
その中で自分でも創作します。句の分析と自分なりの説明を
繰り返していく。
《書き写し》《創作》《メタ的な言語化》を毎時間こなします。
発表会としては①校内掲示と②外部団体応募の2つを設定、
オリエンテーション段階でここらへんの見通しは話しておきます。
以下の写真は司書さんが仕立ててくれたものです。パチパチパチ。

3, 図書館とのタイアップ

2022/12~2023/01

お悩み短歌とは、①高校生活でのお悩みを単語や文章で書く。匿名でgoogleformで回収します。②PDFで一覧にして配信、何番のどんなお悩みに対してかを選んで、そのお悩みに寄り添う短歌を創作する。
というものでした。
12月末から1月末まで、週替わりで廊下に掲示していましたが、
気づいたら図書館でも司書さんが上記のような棚でディスプレイしてくれてました。
カードの表面が「お悩み」、裏面に「短歌」というものです。

4, 最後に

1年の総括の一発目として、今回は「授業」を取り上げました。
実際は2022年12月からなのですが、
1月から、ということにしておいて頂けると嬉しいです。
《評価》をどうするか、という点で課題が残る実践ではありましたが、
教員1名が40名を評価するということは時間的に厳しいですし、
持続的でもないです。(取り組みが単年度で終わり、引き継がれない)
実際は複数クラスを持つわけで、《評価》を
彼らが自分の作品のどこに目をつけ、なぜそこを気にして、
そこを直すのかという推敲プロセスを何度も言語化していくこと、
そこを互いに説明しあうことを《自己内対話》として試みたものです。
ちなみに上記の「お悩み短歌」達は生徒同士の投票上位によるものです。
教員の評価のポイントを賢い生徒はすぐさまトレースしてきます。
そしてすぐさま教員の意図を探りましょうレースになります。
「答え」ってどこにあるんでしょう。
《評価》のお悩み短歌を作ろうかな。

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