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ジェンダーレスなメイク業界

日本でも最近コスメの広告で男性俳優を起用したCMを見かけることが増えましたね。
ということで今回はジェンダーレスなメイク業界を考えてみました。

①メイクは女性だけのものではない

2024年には世界のメンズビューティ市場は812億ドルに達すると言われています。
以前TWでは口紅を眺めていた男性が店員さんに「試してみますか?」と聞かれたことが話題になっていましたが、
メイクは女性がするものという価値観が過去のものとなっているのが伺えますね。

参照
https://beautytech.jp/n/n5c6327afe2c1

②男性芸能人を起用した事例

THREEでは吉沢亮さんを起用し、年齢や性別などの既成概念にとらわれることなく、リミットレスな自己表現を提案しています。「男の子のメイクアップはもう特別じゃない。だって美は、“NO BORDER”でみんなに自信をもたらしてくれる」と誰でも平等に美を楽しむべきというメッセージを伝えています。

参照
https://www.nylon.jp/FIVEISM

そのほかにもNARSでは横浜流星さん、DiorではSnowmanのラウールさん、等数々の有名ブランドで起用されています。

③コスメ業界でジェンダーレスな広告が増える中で重要なこと

ジェンダーレスが進む中で性別を問わず、コスメのCMに起用する流れは増加していくと思いますが、そこで大事なのはメッセージ性です。

人気の芸能人を起用しただけでは、「あの人はかっこいいから成立する」や「その人のファンだけが買いたいと思う」だけとなってしまいます。
(もちろん人気の芸能人を起用すること自体は悪いことではないと思います)
そうではなく、メイクをしたい性別関係ない全ての人に平等にメイクを楽しむ空間や時間を提供することが大事です。

個人的にはメイクをしたい人全員がメイクを楽しむことももちろん重要ですが、
メイクをしたくない人たちがありのままの自分を楽しむことも大事だと思います。

女性はメイクするのが礼儀だよ、男性がメイクしているなんて嫌だ。
ではなく、メイクを楽しみたい人、ありのままを楽しみたい人。
両方の価値観が尊重された世界がもっと広がるといいですね。
そしてそんなメッセージを発信していけるようになりたいです。

④番外編:ボーダーがなくなるのは人間だけではない!

ところで少し話は変わりますが、最近こんな面白いボーダーレスの広告を見つけました。
動物保護を訴える非営利団体が作成した“Ugly Animals Need Love Too(醜い動物も助けを必要としている)”を掲げた動画です。
2020年にオーストラリアで起きた山火事のような災害時には、コアラなどの可愛らしい動物たちに注目が集まりました。
しかし、実はそれ以外の何百万もの動物たちも助けを必要としている現状があります。
それにも関わらず、そういった動物たちはなかなかスポットライトを浴びることがないそうです。
そんななか、今回の動画の動画で上記の現状をアピールしたそうです。
先日コンプレックス広告の記事を書いた直後に
「普通に醜いって言ってる広告紹介してるじゃん!」というお叱りがあるのかもしれないですが。
Black Lives MatterやSDGsにより差別について考える機会が多い中で、動物たちの危機を考えるきっかけをうまく人々に与える広告だと思いました。
人間だけでなく生物全体の未来を考えていかないといけないですね。

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