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確かに限定的にゲーム依存は防止できるかもしれないが

香川県でゲーム依存防止条例が可決され、1日60分が使用目安になるらしい。今後調整もあるだろうけど……60分か!

この条例はスマホのオンラインゲームを想定しているそうだが、据え置き型ゲーム機はどうなるのだろう。「スマホだと60分までだから家でテレビでやる」となっては意味がないような。

どこまでどう制限したいのかわからない。

こどもちゃれんじ的な「教育的な目的」のゲームもどうなるんだろうか?

勉強になるからセーフ?

ゲームアプリを使わずにグループLINEで『人狼ゲーム』みたいなことをするのはどうだろうか?


それに「ゲーム」をしなくなった分、子ども達は他に何をやるのだろうか。

「スマホ」自体が禁止でないなら、延々と動画見ているのはOK?

SNSはOK?

そもそも罰則や強制力はない……もうよくわからない。


「静かにゲームしてくれてた方が親は助かる」といった意見もあり、「ゲームの制限」だけを一生懸命決めることよりも、一般家庭がそんな状況になってしまっていること自体の解消も必要だと思う。

自治体には「ゲームを制限」する代わりに、「ゲームの代わりになるもの」を自治体として何か提供していく姿勢は欲しい。

「ゲームできないから外で遊ぼうと思ったけど、安全に遊べる場所がない」

じゃだめだよね。

「ゲームしない分、勉強しろ」ということなんだろうけど、そもそも勉強がツマラナイからゲームや他のことに流れる。勉強以外にやることがなければ、勉強に向かうのだろうか。望む方向にもっていくには、根本的な教育の在り方や、それを伝える教員たちの力量にまで話が及んでしまう。

直接的な机上の学習時間の増加につながらなくても、図書館みたいな施設や野外学習の機会を作ったり、家の中でも子どもが熱中するようなこと(具体的に何があるか、よくわからんが)に出会うきっかけを作っていくことが大事だと思う。これはゲームの時間数制限と関係ない。「ゲーム依存防止」という名の通り、依存症人数を減らしたいのであれば、ストップかけて制限することだけでなく、代わりのものを作らないといけない。さもなくば、制限が外れた18歳以降になって「大人になったからゲームし放題だー!」と反動で依存症になってしまうのでは。そうなったらどうなんだろか。


なんというか、コレジャナイ感がすごい。

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