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幸せのかたち

親族が外人と結婚したので
アジアの田舎まで行ってきた。
英語もそう通じない。
片言の現地語を覚え、お祝いに唄った。
日本語の歌も何かやろうと叔父が張り切り
「故郷」を歌った。
2番を歌うのか3番を歌うのか
それとも全部歌うのか。
相当な議論が展開された。
故郷は現地語でなんと言うのか尋ねると
何もヒットしなかった。
叔父の熱意は砕け散った。
彼らは基本、国から出られない。
日本のように自由に海外に行くことはできない。
ホームシックという言葉も存在しないようだ。

豊かだと自負している我々は
選択の自由がありすぎて
勝手に孤独になり
勝手に病気をつくる。

彼らは貧しくてもみんなで支え合い
シェアしあう。
うつ病も孤独死も、無いそうだ。
イスラム教なので
お酒も飲まない。
婚前の性交渉並びに手を繋ぐも禁止。

これがかわいそうかというとそうでもない。
娯楽が少ないので
コミュニケーションをとても大切にしている。
成人した男性も
お茶一杯でずっと笑い合っている。
私たちはお酒なしではなかなか語り合えず
異性との付き合いも自由であるあまり
比較やコンプレックスに悩まされ
選択できない人が多くなっている。

自由がいい。お金があったほうがいい。
確かにそうなんだ。
でもそれに固執しすぎている昨今
大事なものが見えなくなっている。
そんなことを大自然のハエ集る中感じた。

行ってよかった。
お祝いできてよかった。
結婚式に呼んでくれてありがとう。
おめでとう。
今回の色んな事件を
何十年後かにまた、笑い合いたい。

#日記 #ゴールデンウィーク #結婚式
#故郷 #うつ病 #ホームシック #孤独

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