6.一難去ってまた一難

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こんにちは
上記の「1.初めまして」の記事を
必ず読んで同意の上で次にお進み下さい
この記事は2から9までの続きものとなります
↑の「1.初めまして」に記事一覧あります

6.一難去ってまた一難

Bが光に包まれたのは心が満たされたのと
言霊で浄化できたからだと後から知れました
浄化された彼女はもう無害で何をしてくる事もなかった

Bの影響がなくなり
師匠は体も心も直ぐに回復して
無事に退院する事が叶いました

その日は私にとって「恐怖からの解放」で
根本解決とまではいかなくても
少なくても頼れる師匠が元気になったと心強く思い
心晴れやかに過ごして居たら…

何か視えるんです
家の外の十字路の電柱に何か乗ってる
眼に視えない恐ろしく視える何かが…
Bが消えたのは落神様方も勿論知る所です
其処で大ボスが半身飛ばしてやってきた…

あぁこの時の絶望と恐怖を
文章で表現できるなら私は作家になれるだろう
命の危機じゃ足りない
一族の危機を感じ心から震えた

来られたのは落神様ではなく
落神様になりかけていた力の強い神様
どんな神様かは言えません
荒ぶる手前の神様の迫力は本当に凄まじく
全身の毛穴という毛穴が反応して肌が粟立つ

そして我が家にそのまま居ることになりました
え!?
ええっ!?
なんでなにがどうして!?
我が家に居られた神主の姿の神様は浄化も出来るので
落神になりかけた神様は浄化されてサッパリした姿で…
私のベッドで寛いでるぅ!!!

でもめちゃくちゃ怖いので
帰って下さいと言い出せず…
そしてその夜にまたしても異変が起きた

師匠の様子が明らかにおかしい
「蛇を殺す殺さなければ今すぐ殺す」
私との会話の合間に脈略も無く突然この言葉を挟み始め
最終的にはその言葉のみを延々と繰り返した…

Bからの影響は無くなったものの
根本の落神様問題は解決していない
A君の家にいる落神様は二柱とも蛇神様だ

蛇神様の影響をモロに受けて
命の危機を感じて師匠は壊れたラジオのように
同じ事を繰り返し言い続け
どうやって殺すかを延々と考え続けて
何故か楽しそうに私に殺り方を提案してくる

霊能力が高いというのは
それだけ波長が合いやすく影響は強く出てしまう
師匠は霊能力の強さから影響を受け易い
蛇との因縁が深いので上に心の底から嫌っていた

このままでは師匠が壊れてしまうので
私が思念を飛ばして現地に行く事にした
解決策なんて何も無い行き当たりばったり
正直怖すぎて行きたく無いけど
でも今動かないと師匠とA君の命が危ない

思念を飛ばしたら
何故か日本の東京沖の辺りに居た意味がわからない
飛んできたわけじゃない目を閉じたら其処にいた

日本を真横上から見下ろす形で見つめていると
金色の帯が何十本も何百本もアーチを描いて出ている
その金色の帯は神社仏閣から出ており
人々の祈りが具現化したものだと直感で気づく
それを集めて落神様にぶつけたら
浄化出来るんじゃないかと思いつき
金色の帯を持てるだけ集めて落神様の所へ向かった

6.一難去ってまた一難