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クライミング上達マガジン

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クライミングの上達方法や練習方法について発信していきます。
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#アウトドア

ハンドクラック攻略

クラックとは クラックは岩に走った亀裂、隙間のことです。クラッククライミングというのはこういった形状の岩を登ることを指します。 現在はクライミングジムの普及によってフェースを登るクライマーの方が人口的に多くなりましたが、クライミングジムが普及していなかった時代にはクラッククライイングが主流な時代もありました。 クラッククライミングとフェースクライミングには大きな違いが3つあります。 1つ目はボルトが設置されていないこと。このためクライマーは自分でクラックの中に安全のため

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軸を意識した登りで安定のクライミングを手に入れよう

はじめに クライミングの動作には様々なテクニックがありますが、そのテクニックを支える基礎となるものが、体軸の使い方です。 体の中心を捻ることによって登っていく1軸の動き。そして、体の捻りを極力使わないようにして登る2軸の動きです。 どちらの動きもクライミングに必要なものですが、使い分けが大切です。 今回は体軸の使い分けと、それに伴うテクニックを紹介していきます。 1軸の登り方 1軸の登り方は、クライミングの特徴的な動作として、特に初心者の方々はクライミングジムなどで教え

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「足が滑ってしまう」理由はこれ!

はじめに自然の岩場で「足が滑ってしまう」という悩みを抱えている人も多いと思います。人工壁で足を使って登っていたつもりだったのに、自然の岩を登ったらサッパリだった。という経験者の方も居ると思います。 今回はそういった方々に向けた処方箋的な記事を書いてみました。 テーマを、1クライミングシューズ、2足の使い方、3手の使い方、4体勢、の4つのフェーズから滑ってしまう原因を考えてみました。足が滑ってしまう理由は一つではありません。様々な要因が重なって「足が滑る」という一つの現象と

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クライミングシューズは痛みを我慢して履くもの!は都市伝説なのか?

痛いクライミイングシューズいきなり結論になってしまいますが、私は痛みを我慢しなければ履けないクライミングシューズは使いません。 ある程度の圧迫感は必要ですが、痛いほど強く圧迫するようなものは履きません。特に小指側が強く圧迫されるものは自分の足に合っていないことが多いので、そういったタイプのクライミングシューズは選ばないようにしています。 私は日本人特有の幅広の足なので、見た感じが細い作りのクライミングシューズはフィットしません。 講習会などで、新しいクライミングシューズ

登山グレードを知ろう

山岳事故 山岳事故の約56%は転落と滑落と言われています。 筋肉や神経系に関する体力が足りていないことが大きな理由ですが、そもそも行きたい山と行ける山がマッチしていない登山者も多く、そういった意識と肉体の乖離が事故を誘発しています。 事故を起こしているのは、60代以上の事故が最多で、登山経験10年以上というベテランの方々もいます。 若い頃の記憶が残ったまま、体力と技術が低下していて、それに気づかないまま危険な領域に足を踏み入れてしまうというケースが「途中で引き返す」とい

講師プロフィール

こんにちは、クライミング講師の浅井和英です。私のプロフィールを紹介します。 肩書き佐久平ロッククライミングセンター代表、アンコールクライマーズネット代表理事、クライミング講師、山のcafeランプ経営責任者、お山出版編集長、道楽登攀代表、 多分2004年ぐらいにクライミングを始めました。(山と渓谷社ROCK &SNOW049参照)自分のことですがほとんど記憶がないので、プロフィールを確認する時には、雑誌の取材記事などを参照にしています。ありがとうロクスノ。感謝。 クライミ

隠れた危険を察知する!!ビレイ編

ビレイデバイス皆さんはどんなビレイデバイスを使っていますか? 現在は様々なビレイデバイスが出回っています。オートロックタイプや昔ながらのATC、バケットタイプ。ルベルソのシリーズもかなり多く見られるデバイスのひとつです。 現在はほとんど見ることがないエイト環のビレイや、肩がらみ、腰がらみ、といった手段もありますが、これらはスポーツクライミングの領域において、使われる事はほとんどありません。 しかし、使われていないからといって、現在のスポーツクライミングで使われてないビレ

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山で強くなるためにクライミングジムで出来ること

山とジムの違いまずは自然の岩場とクライミングジムの違いを挙げてみます。 自然の岩場 1、ホールド(岩)が欠けることがある。 2、どこを持って良いか分かりにくい。 3、プロテクションの強度が支点によって変わる。 4、雨、雪、風の影響を受ける。 5、暗くなる前に行動を終える必要がある。 クライミングジム 1、ホールドは欠けない、欠けるとしても確率は低い。 2、ルートが指定されているのでどこを持てばよいか分かりすい。 3、プロテクションの強度は大部分保証されている。 4、雨、

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