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お花を買う夜
こんばんは。今日もお疲れさまでした。
よくギフトをくれるボーイフレンドがいますが、彼が私に贈ってくれないものがあります。それは花束です。
私は、ファッションもメイクもそれほど興味がなく、彼にとって私は女性には珍しい実用的な生活を送っているように見えるようです。
花束を女性に贈るというのは男性にとって特別なのかもしれません。
私の父は、いつもバレンタインのお返しや母の日に、母や私たち娘には、いつも何か「美味しいもの」を寄越してくれました。珍しいフルーツ牛乳のセットや、美味しいチョコレートなど、彼が贈ってくれるものは特別に高級な訳ではないのに、ひねりが効いていました。それが彼がとても深く考えて探してくれたものだと分かっていたので、私たちは父を決して責めたりすることはありませんでした。
そうはいっても、母や祖母はお花が好きでした。彼女たちはお互いがお互いにお花を贈りあっていることを私は知っていました。
小学生のある母の日、私は思い立って母にカーネーションを贈りました。スーパーではなく、母といくような華やかな花屋さんでそれを買いました。思い立つのが遅かったので、すっかり夜が迫っていました。
母が家に帰ってくる時間にそれを渡しました。母は、その一輪のカーネーションを綺麗に活けてテーブルに飾ってくれました。
それから毎年、私から母へのプレゼントはずっとお花になりました。
父は未だにその効果を知りません。母の買ってくる鉢植えを世話してくれるのは父ですが、お花は女性の心をすごく動かすのです。
私のボーイフレンドは絶対に花を私に買ってくれることはないでしょう。彼らがお花より実用的だと考えるハンドクリームやアクセサリーより、ずっと持てあますお花の喜びは、別物だと知らないのです。
そんなことを書いていたら、お花屋さんに無性にいきたくなってきました。9月はどんなお花が買えるのでしょう?おやすみなさい。
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