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怒り

怒りの一次感情は恐怖だ。それは自我イメージが損なわれることであり自尊心を傷つけられることであり見捨てられてしまうんじゃないかという恐怖。その心の奥には他者への願いや期待そしてそれが叶わない故の切なさ哀しみという感情が生じている。初めから自分のものなど何一つないという事を明らかに知っていれば何も恐くない。’自分がある’という妄想が嫉妬や怒り、なかんずく恐怖、厄介で面倒くさい感情を生む。大人になるほど大切なものは減って行く、それが怒らなくなった理由か。人は生きてる限り全ての感情を守って生きて欲しい。

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