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健康を意識すること

個人差があるかもしれませんが、10代~30代くらいの体力もあり若い時は、疲労感も比較的すぐ回復し、睡眠時感が少しくらい短くなっても全然大丈夫であった気がします。

しかし、年齢を重ねてくると、頑張りすぎると疲れてしまうし、その疲労も回復するためには時間が必要である状態となってきました。
睡眠時感が少ないと、集中力は欠けてしまうし、自分に余裕が無くなると攻撃的になってしまう事もあります。

家族がいる方は、自分よりも家族の事を優先して考えていることが多いかも知れませんし、一人暮らしの人も仕事やプライベートの出来事など自分の身体について意識を向けることというのは、あまりない機会だと思います。

健康であると特に不自由はしないので、自分の身体や心の健康状態に意識を向けるという事が、よほど普段から健康について考えている人以外はいなでしょう。

風邪を引いたとき、怪我をしてしまったとき、身近な人が病気になったとき、何かそういった出来事があった際に、多くの人は自分の健康について思い返すと思います。

個人的な経験となりますが、私が小学校4年生の時に、父親が白血病で他界しました。この時はじめて、最愛の人の死を経験しました。
生きていれば必ず死ぬ、これは知ってはいたけれども、まさか自分の父親が遺体となって自宅に帰ってくるとは想像してもいないし、「お父さんが死ぬ」なんて思ってもいなかった子ども時代でした。

生きていることが当たり前じゃない。

健康も当たり前ではない。

病気にならないように、なるべく予防できるように、病気になったとしても、上手く付き合えるように…。そんな時に、何か出来るようになりたい。

そう思って、看護師になりたいと希望して現在に至ります。

癌や1型糖尿病など、原因不明で生じてしまう病気は残念ながら多々ありますが、予防や工夫でなんとか出来る可能性が高い生活習慣病などは、関わり方次第で予後が大きく異なります。

看護師になって、早20年以上がたちました。
最前線の医療とは少し離れた時期もありますが、インターネットの恩恵により自宅でも勉強が出来るありがたい時代になりました。
今現場を離れている元看護師の方、昔と違って勉強方法がもっと身近になっています。

病院が嫌いで行きたくない人、通院を中断してしまった人、いろんな人がいると思いますが、健康を意識することで将来の結果が大きく変わってきます。

忙しい人ほど、後回しにしてしまうことが多い、自分の健康について考えてみてはどうでしょうか。

オススメは自分の誕生日。
自分が生まれた日、両親やその他の家族、道端で出会った方やご近所さんに
「この子が健康で健やかに育ちますように」とたくさん祝福された日です。

自分が出来る範囲で良いので、自分なりの健康管理について一人一人が意識していけば、きっと健康寿命の延伸につながると思います

今、医療現場で頑張っている各種医療人の皆様。
いつも大変にお疲れさまです。ありがとうございます。
患者さんよりも、自分の健康が気になる方、実は多いのも医療業界ではないでしょうか。不規則な生活習慣、多大なストレス、休憩時間に詰め込んで食事…。
私が看護師になった20数年前から、この状況はほとんど変わっていないと思います。
目の前の患者さんも大切ですが、働く医療人の健康も大切であると、心から思うのですが、日々の多忙な業務で自らの健康を考える時間もない状態だと察しています。
けれど、医療のプロである医療人の私達が、身近な所から自分達の健康を意識する事。それが、今後の未来にも関わってくるとも思います。

それぞれの場所で、それぞれ各自が頑張っている。
「健康を意識すること」まずはその身近な一歩から、私は広めていきたいです。

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