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23年度の飲食店対策3:デジタルメニューに移行する年に!=飲食店の困った!を解決相談所大分

 22年12月30日の投稿です。
飲食店の方に対する投稿を重ねてもう2年10か月です。
特殊な業界にもかかわらず1000名様を超えるフォロアー様に心から
感謝申し上げます。

来る23年度は兎ですから、飛躍の年にしたいと意気込んでいます。
また一方でコロナ禍の8波も収まっていない中、緊張感をもって
12月を過ごしてきました。
23年1年間も食材の値上げとの戦いの年と覚悟している今日です。

良き新年をお迎えください。

■デジタルメニューとアナログメニューを比較した

1,アナログメニュー
 50年前の喫茶店のメニューは、絵の具を使って手書きした手作りメニューでした。
それがいつの間にか、PCを使って、スマホを使って、
デジタルメニューに置き換わってきました。

メリット
〇温かみ 紙に印刷したオーソドックスなもの
〇慣れ親しんでいる
〇手元で見られる
〇目当ての商品が探しやすい

デメリット
〇ページが傷みやすい
〇修正が効かない 印刷の経費がかかる
〇コストが割高
〇日数がかかる  2週間~60日間(文字校正、写真撮り、色校正込み)

2,デジタルメニュー

LINEを使うモバイルの説明画面(参考)

モバイルオーダーシステムは、コロナ禍に対応した非接触型の方法として
各社は進めていますが、
私は、「メニューの価格変更がタイムリーに行える点」を重視したい

①モバイルオーダーシステムを導入することで、メニューの提供は、
 アナログメニューからデジタルメニューに置き換わります。

②このシステムは、お客様が店内にあるQRコードを読み込むことで、
 自分のスマホやお店が準備したタブレット端末からオーダーできる仕組みです。
 *選択でモバイルオーダーボードもあり。

③機能は、予約管理、売上管理、テーブル管理(空き席)、多言語対応(ソフトによる)などが可能です。

 *高額なセルフレジやポスレジでなく、多くはサブスクの月額制の導入も
  行われているようです。

メリット
〇食材の値上げによる価格変更、メニューの削除、新メニュー追加が
 スピーディーに行える

〇多彩な機能が活用できる

〇オーダー受け作業の大半が不要になり、スタッフの人手不足をカバーする
 ことができる(使えない高齢者等がいるため100%とはならない)

〇少人数のスタッフでも客席管理がしやすくなる。(作業性アップ)

〇メニュー作りのコスト軽減が可能
 自店で作成、契約先に依頼など。(作成ソフトも多数出ています)

デメリット
〇wifi環境がないと使えない

〇災害でスマホが使えない状態では機能しない(?)*たぶん

〇安く早く制作するためには、作成ソフトを使えるスキルが必要になる

〇スマホを持たない人、使えない人、操作が苦手な人は、スタッフが
 オーダーを代行で操作する必要がある。

〇店側のタブレットの故障や破損、バッテリー切れで使えない場合がある


■売価の変更は本当は3か月おきに変えたいくらい
 の23年度
 ~価格の値上げが追いつかない食材値上げ年!


 大赤字にならない為にも是非デジタルメニュー導入を検討しましょう。
1,メニューを追加削除する

2,価格を変更する

3,再度価格だけを微調整して値上げする

これを食材値上げ通知ごとに、何度も小まめに行う
1年間だと思ってください。

そして、最後に

価格を値上げした分だけ、お客様に感謝して、
1%でも5%でもお客様メリットを還元実行してください。

スシローさんは、値上げ前より商品力が10%は良くなりました。
切替月の10月は「20%増し」だったものが11月には「10%」にダウン
してました。
さすが大阪商人です。

(了)


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