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忙しくないのに心を亡くし痩せた話(アラサー女子サラリーマン)

初めての転職をし、アラサー女子が職場でシンプルに、引いたこと、気を付けようと思ったことを残す。(解決済み)
仕事で悩みがある人、転職活動中の人、もしくは管理職の人に特にも見て欲しい。結論は最後に置いてます。

大前提として、私はすぐに会社を辞めようと考えるタイプではない。誤解を恐れずに素直に思ったことを書く。

入社して真っ先に引いたこと。
「「「 女性によるお茶汲み 」」」
控え目に言って古くさい。
入社して間もない男性はお茶入れるどころか
先輩の女性に入れてもらってる。おっどろき。

もう少しハッキリ言わせて頂きたい。
社内が化石すぎる。
PCの端末などはそれなりに新しいモノを導入し
スカイプやZoomもなんとなく使ってみているものの、最先端ごっこといった感じ。
上手く使えば効率が上がると思うが、特にスカイプが環境をややこしくしていた。
行動、考え方、習慣が間違いなく時代に合わず
古い。

話を戻す。単純に考えて、一日最低3回のお茶汲みの時間でかなりの業務が片付く。そもそも男尊女卑など今どき許されないと思う。はたまた普段行かない別の支社で自分のお茶当番が回ってきて、お茶汲みの為にその支社に出勤するなど私には理解できない(しかもその交通費は自己負担)。


この会社に残っている社員やパートのおばさん達は、パートでありながらかなりの権力を握っているか、何も言い出せない性格で慣れてしまったか、他に行くあてがない人のどれかだと、入社後すぐに分かった。

この会社の社員にとっては業務そのものよりも、社長の機嫌とりが主な仕事。社長のセクハラ、パワハラは当たり前。社長の口からは有る事無い事、都合の良いことや相手を傷付けるための言葉ばかり出てくる。
社長など役職の肩書きは、どんなに明るく振る舞ったとしてもプレッシャーを与える存在だと自覚するべき。

センスのよろしくない人が独裁者だと、良い方向に進むはずもなく、すぐにとは言わずとも会社の未来は途絶える。仮にセンスがなくても、協力者を多く持つ努力を。自己満で終わらせないで。

鶴の一声で(コロナ禍なのに)企画された社員旅行や忘年会の参加に拒否権がないのも時代にそぐわない。出席は幹事が確認するが、欠席は幹事でなく社長に申し入れなければならず、申し入れれば結局は欠席が許されず、罵倒され、言いくるめられるのがオチ。
それが面倒になって誰も何も反抗しなければ、言われた通りのこと以外は一切やらない風習が根付いていた。

変化を好まないことは、時代についていかないという意思表示だと思った。
守るべきは自分(社長)の機嫌や地位、社内のくだらない暗黙の了解や裏ルールではなく、コンプライアンスであり、信頼であり、社員の心身の健康、会社の存続、成長ではなかろうか?

私はこの会社の社長により身体を壊し、大好きな食事の量も減り、大得意な睡眠も満足に取れなくなった。そのうち目の下のクマが消えなくなった。大好きな友人と会うのも億劫だった。
社内の誰しもが自分のためにしか動けない環境の中で、耐えるしかなかった。毎朝毎晩胃を痛め、座りながら目眩を起こし、頭痛に悩まされた。社長の気配を感じただけで吐き気がした。一度だけまともに吐いた(もちろんお手洗いに駆け込んで)。
仕事はきちんとできた。未経験で研修を受けないまま自力で実務をこなし、資格試験も合格した。飲み込みだけは早い方で、私にしか任されていない事もこなした。業務内容に悩みはなく、この会社で働く上での目標もあった。周りの人への質問は、業務内容よりも社内の暗黙のルールについての方が多かった。この会社で知らなければならなかったのは、生きる上で何の価値もないことばかりだった。
私は成長を求める人間。妥協するべきことが多すぎた。高みを見つけては目指していきたいのに、許されなかった。苦しかった。

この様にいちど転職に失敗し心身を壊した私は、もう一度転職した。2度目の転職活動中、もはや視界はボヤボヤしていて、世の中に希望を持っていなかった。そんな中でも、このままじゃいやだと思っている自分がいて、自分のその思いを尊重して動いた。人と話す気力が残っているうちに動いて正解だった。
新しい職場に就いて間もないけど、まさに水を得た魚です。
痩せた話はどこいった(笑) ストレスが減り体重がまた重く戻りそうです。


もう一度言う。私はすぐに会社を辞めようと考えるタイプではない。
だけど、転職という選択肢はいつでもあることを覚えていてほしい。
綺麗事なしに、後ろ指さされても、自分を守るのは本当に大変で、いちばん大切だと思う。会社も同僚も、ましてや悩みの要因であるその人が、自分の人生を保証してくれる訳がない。ビタ一文めぐんでくれなくて当然。


仕事で悩んでいたら、その会社にどこまでの価値があるのか考えてみては。まず環境を変えるのも選択肢。

この記事を長々と読んでくださり、心当たりがあった役職の方は、会社のため部下の将来のため、そして自分のメンツのため、もういちど見つめ直してみては。


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