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公園に行きたいっ!

公園の前を通る時、小学生が楽しそうに遊んでいるのを見る度に少し羨ましく思う。大人の遊びといえば専らお金のかかる遊びばかりだからだ。

もちろんそういうのもちゃんと楽しい。だけどたまには居酒屋でお酒を飲みながら近況について話すのではなく、年齢不相応に公園に行ってブランコや滑り台で純粋に遊んでみたいのだ。

ちなみに、ここで言う“公園”とは商業施設が建ち並んだり、デザイン性に優れた座りにくいベンチが置いてあったりするお洒落な名ばかり公園のことではない(そういう公園はそういう公園で好きだけど)。ここでいう“公園”はそこら辺にある、せいぜい1.2個の遊具と木登りがしやすそうなでっかい木しかないあの公園のことだ。

学校で約束をしてその日の放課後に自転車で集まり色んな種類の鬼ごっこだけで盛り上がれたあの頃が懐かしいし、まだあの頃の純粋な気持ちを取り戻したいとちょっとだけ思ったりする。

しかし、ここで一回冷静に考えて見よう。子供が沢山いる公園でそういう遊びをしている大人を想像してみて欲しい。平日の昼間のシチュエーションで社会人が1人で公園で遊んでいたら『楽しそう』よりも『ちょっと怪しいヤツ』がギリギリ勝ってしまうに違いない。

昨今はすぐに通報される時代だ、近所の全小学校に不審者情報が流れるリスクを考えたら、公園に行くのは躊躇ってしまう。やっぱりこの気持ちは殺して、大人の振りをして過ごしているしかないのだろうか。。。

という訳でわたしは明日も何食わぬ顔で公園の前を通ろうと思う。

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