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これぞたのしい人生。

自分がもっともワクワクする瞬間のことを考えてみた。

好きなものは、音楽やことばやアートなど。少し前からラジオにもハマりだした。
それから、文章を書くことと、絵を描くことが好きだ。

でも、どうしてそれらが好きなのか、わたしはただ「表現が好き」という大ざっぱな説明で片付けていた。

けれどもその「表現が好き」ということの意味を、もう少し噛み砕いて、自分にとって本当のワクワクの根源とはどこにあるのかを考えてみた。

そして、これかもしれないと思ったのが、「視点」だった。

わたしは視点をふやしたくて、聴いたり、見たり、書いたり、描いたりすることに夢中になっていたのだ。


今まで何度も、気持ちが落ち込んだことがあった。もうここから這い上がれないんじゃないかと不安になって、上を向くことができずにいた。

そんなときにいつも、わたしは背中を押されるような力強いものなんか求めていなかった。

だれかにおんぶされるのではなく、自分の足で立ち上がれたときにこそ、本当の意味での自信を取り戻せた。

そのきっかけとなっていたのは、やっぱり自分の好きな音楽だったり、本だったり、ラジオだったり、絵だったりした。

それらはわたしに対して、メッセージを押し付けてくるようなことはしなかった。

ただ、目線をふっと上にあげてくれたり、すこし世界の色をやさしくしてくれたり、面白く歪ませてくれたりした。

メガネをかけさせてくれるような感覚。

だからきっと、わたしはいつも「視点」に助けられていて、「視点」のおかげで1人で歩くことができている。

きっとわたしの人生の道中には、いろいろな人から借りたメガネが落ちていて、それによって人生が豊かなものになっている。

そのすべてが宝物だ。

人生を豊かにすることは、視点を変えることから始まるのかもしれない。

そしてわたしは、自分自身の目がまた、だれかにとっての視点の1つになればいいなとも思っている。

それが正解だとか、間違ってるだとか、そういうことには関係なしに。

ただそこにあり続けてくれるということが、うれしくて、安心するような存在。

だからこそ、自分に対してだけは、常に素直になっているべきだ。

自分が自分であることに、自信をもち続けられれば、自分の目の前から道が消えてしまうことはない。

「自分」はつくるものじゃなくて、すでにある。

だけど「景色」は、みんなでつくる。

そういうふうに人生を歩いていきたいなあ。

2022/1/22 0:50

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