ぴよぴよな3年目

12月のある金曜日バイトに行ったら新人さんがいた。すごくちゃんとしてそうな人で、髪もきちっとまとまっていて、あらー接客が好きそうなひとだわぁ、がんばれーとか他人事みたいに思っていた。

着替えてポジションをみたら、なぜかわたしとその人がおなじポジションだったのです。たまげた!初めて現場に来る人に教えるひとって、わたしがいつもおかあさんおかあさん呼んでる方たちのことだとずっと思っていたし、わたしなんてまだひよっこなのに。

任せてもらえることはうれしかったけれど、やっぱりどきどきしてしまって、社員さんにも「がんばれー!」と言われたけれど、いつもよりひよひよ。自分が初めてのとき何教わったっけ?と一生懸命メモ帳や記憶を辿る。ピヨピヨしながら喋ってみると、2歳お姉さんのひとで、(年上後輩だぁまただぁやっぱりだぁ)という気持ち。嫌なのではなくて、難しいなと思ってしまうから。どうしてもまだ年齢を意識してしまう齢だし、2個上ってすごく微妙な離れ方。

始まってからもピヨピヨしていたから(新人さんではなくわたしが笑)お姉さまたちがたくさん助けてくれて、声をかけてくれて、なんとか終わった頃には新人さんに「楽しかったです」と言ってもらえてうれしかった。わたしが楽しかったと思えたのっていつだったかな?なんなら今わたし、楽しいと思っているかしら?笑

あたらしいひと用のノートみたいなのがあって、そこに毎回指導者の名前を書くんだけど、そこにわたしの名前が書かれる日が来るなんて、、、ときゃっきゃしてしまった。

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これを書いたのはふた月前です。
そのお姉さんはまだ続けていて(笑)、しばらくかかわってみるとちょっぴり天然でとってもかわいらしいひとで、すぐ好きになってしまった。この間も「初めてのときに教えてくれたのがあなたでよかった」と言ってくれて、感無量です。大学院で宇宙と同じ成分をつくっているらしいです。一生懸命説明してもらったんだけど、わたしの頭ではそういう理解しかできませんでした。笑
教える喜びを教えてくれたそのお姉さんにはかんしゃしてます。

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