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なにもできないわたしの、自己PR

「あなたの長所を教えてください」
「自己PRをしてください」

その言葉が怖くて就活を始められなかった。縋るように辿りついたのは大学院の推薦。

学内選抜のときの先生の一言。「推薦っていうのはさ、自分がこの大学院で研究するに値する人間だって言わなきゃいけないんだよ」

そう。そうだったの。そうですよね。大学入試のときもわたしは、進路相談の面談で泣き、自己推薦文が書けなくて泣いていた気がする。そして今半泣きで自己PR文を書いています。

4年近く経って、大人になって、自分のことを客観的に見られるようになったとか、過小評価しなくなったかなとか思っていたけれど、わたしはわたし。何も変わっていなかった。自分の中でいろんな気持ちが渦巻いて、面接中に黙り込んで泣いているのは高校生の頃のわたしと何も変わっていなかった。

自分のことはよくわかっているつもりだ。苦手なこと、気持ちの対処法とか。でもそれは全部ネガティブなことだったんじゃないかなと思う。自分のいいところが見つけられないから、探さないようにしていた。たぶん今も。

向き合いたくない。ずっと逃げるわけにいかないことはわかっている。
わたしの大好きなLOVEちゃんの、「Burn Like A Star, Sing Like The Sun」を聴きながらがんばります。


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