#ルワンダ #ジェノサイドから生まれて [本025]

#ルワンダ #ジェノサイドから生まれて 読了。

買ってあったけど、今のタイミングで読み終えた。

100日間で80万人が殺され
暴行によって2万5000人の子供が生まれ
母親と子供の半数以上がHIVに感染している
という1994年の大量虐殺の事実。

その母親にインタビューするという本。

私はこの子供を愛せません、
という母親も
生まれた瞬間に愛を感じた、
という母親もいて
読んでも理解できない怒りと悲しみに沸いた本。

なんで、こんなこと起こるんやと。
良く読むと、フツとツチじゃなくてヨーロッパの政治的な侵略闘争から発端になってる。
で、10年後の式典にはヨーロッパ諸国から誰も来ない。
過激な民兵が、コンゴなどの他国に流れてもほっといたまま。
なんやねん。

裕福だった家庭の子が
ジェノサイドで
母親になり子供ともに周りから疎まれ
子供を中学校にもいかせられない。

悲しい事実はまずあるとして

どうなの?
人間としてどう振る舞えばいいの?
怒りとか悲しみをなくすにはどうすればいいの?
今、自分の生活を守るため怒ったり主張していることは、そんな大事なの?
本当に世界を平和にするには何をしたらいいの?

みたいな、根本的なことを考える本です。
日本の底辺社会を理解するには、闇金ウシジマくんがいいけれど、
世界を見て考えるには、この本を含めた沢山の本を知らなきゃなと思いました。

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