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書けなくて苦しい…!筆が進まない時の、創作活動の進め方

最近、創作活動が捗らず、落ち込んでいるさわなです。

今回はnoteの場をお借りして、現状分析と打開策について話していきます。
ちょっとした気づきがあったので、記録に残します。同様の悩みを持つ方のヒントになれば幸いです。


「書けなくて苦しい…!」の現状

4月の活動振り返りでも触れましたが、3月末に書き終わった小説を最後に執筆が途絶えてしまい、書けないまま4月を終え、5月の今日になっても停滞状態が継続しています。


「書けないまま」と言うのは語弊があるかも知れない。
正確には、「納得した出来のものが書けない」という状態。完全に無作業というわけではありません。
書きたい小説のあらすじや世界観、人物像を考え、文章に書き溜めたりしています。参考に本を読んだりしています。
ですが、1週間、2週間と時間が経過しても状況が変わらず、小説という形にならず、小説を書き始めるところで止まっています。冒頭を書き始めてもしっくりこず、書いては消してで、嫌になってしまう。

「書けないまま」=「進捗が悪いまま」
そんな状態です。


なぜ「書けなくて苦しい…!」のか?

苦しいと感じている理由について深掘りしてみました。

私は日々の執筆文字数=進捗状況と捉える傾向があります。
なので、小説本文を書けていない日はそれだけで進捗ゼロに思えてきます。

数字主義ですね。
数字が進捗度表すのに最適だから、1日書いた文字数を記録して、それをみることで安心したり、自己肯定感を高めたりしていました。

しかし、最近は小説本文を書く前の構想を練る段階のところに時間がかかっていて、そこの進捗度合いを可視化できていないので成果ゼロに感じてしまうようです。

構想を練る作業は小説を書き始めるまでの準備体操みたいなものです。
いきなり書き始められるまたは構想に時間を費やさないならいいのですが、そうもいきません。入念な下調べが必要な場合だってあるでしょう。

実際に今の私も、アイディアを形にするのには不足している情報が多いと気づき、調べ物に時間を費やしています。


自分の意識改革が必要

小説を書くようになってから、書き始めるまでの構想を練る作業が大事だと気づきました。

しかし、これまでの創作活動から、下準備にそこまで時間をかけることはなかったので、

構想を練る準備 < 本文を書く

という、意識が出来上がってしまいました。

自分の意識を

構想を練る準備 > 本文を書く

に変える改革が必要なようです。


さほど準備に時間がかからないでやってこれた創作活動

私は小説を書き始める前は、音声作品向けの台本(シチュエーション台本、声劇台本)というものを書いてきました。

音声にして10分程度の規模感だと数千字程度の文章になります。
60分=数万字の台本を書くこともありますが、規模感としては数千字を月に数本書いていました。
小説に比べると(1作品の)文章規模は小さいです。

さらにシチュエーションボイスの場合、主人公は視聴者という前提があるため、主人公のキャラ設定が必要なし。過度な設定は盛り込まない。音声を聞いて想像力が膨らむように曖昧に書く。いつ聞いても没入できるように、季節感を出さない。などなど、典型的な暗黙ルールが存在します。

■参考までに台本の書き方


振り返ると、私は本文を書き始めるまでの時間はさほどかかっていなかったんです。(かけていなかった。という方が正しいかもしれない)
台本の規模感も数千字なので、数日あれば最後まで書き切ることができます。

短距離走で結果を出していた人が急に長距離走に転向した!
みたいになっていますね。

なるほど、短距離走時代のやり方と評価方法では、長距離走に通用しませんね。

シチュエーションボイスや声劇の台本を書いている時の進め方とは違う。取り組み方を変えなければなりません。

どうやって?

というところですが、具体的な取り組み方はよくわかりません。
まずは意識改革が必要です。

今までのフリー台本を書く意識で小説は書けないんだと、自分を変えないといけません。


なぜ書けないのか? 構想を練るのに時間がかかっているのか?

「アイディアを形にするのには不足している情報が多いと気づき調べ物に時間を費やしている」だから書き始めるまでに至らない話をしました。

小説を書き始められない、冒頭を書いても筆が進まない理由はそこでしょうね。

書くことが明確になっていない。
文章で表現できない=自分の知識や理解の不足。

この二つが主な要因だと思います。

ここにフリー台本を書いてきたことの副作用があると思っています。

これまでは曖昧なままでも書けていたんです。

最終的には音声になるものです。
セリフとト書で表現され、地の文がありません。
視聴者=主人公の原則で主人公の名前、場所の細かい設定はなくても成立可能です。

小説の場合は曖昧にはできません。
フリー台本の時と比べて解像度を上げないといけません。

  • 情景描写ができないのは舞台設定が明確じゃないから。(舞台が現代でないなら綿密に調べないといけません)

  • キャラクターのセリフが浮かばない、主人公の気持ちがわからないのは人物像が曖昧だから。

  • 展開 わからないのはあらすじの骨子ができていないから。(フリー台本の場合は余韻を感じてもらうため、明確なオチを必要としないこともあった)

何が書けないか?を深掘りしてその材料集め、答え探す作業が必要になるでしょう。


下調べ(構想を練る)時間と成果を自己肯定感につなげるために

小説本文の執筆文字数では測れないので、日々やったこと、分かったことを記録に残すしかないと思います。

  • 読んだ本のタイトルを書く

  • 調べた結果、小説の設定になったことや決まったことをメモしておく

  • 綺麗にまとめようと思わず、得た情報を文字として書き連ねアウトプットする

文字になっていることで、進捗「ゼロ」ではない。「やった」と思えるのではないかと。


目標より自分の感情に素直になってみる

なんとなく小説を書くよりは、目標が必要だと思い、noteの創作大賞然り、小説投稿サイトのコンテストを目指そうかと思いましたが…

  • 今書きたいものとジャンルやテーマが一致しない。

  • 期限に間に合うか不安。

という問題が…

今、書きたいものとマッチしないんですね。

無理やり締切やテーマを合わせると苦しくなりそう。
強制的な目標設定により、小説を書くことが嫌いになっては悲しいです。

シンプルに「今自分が1番したいこと」を優先した方がうまくいきそうな気がするので、目標設定よりも自分の気持ちに素直になり楽しく書き切ることをモットーにしたいと思いました。

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