余計な二つ名

よくもまあ熱波師ネームだとか、泣けるサウナ!とか言えたもんだわ、と辟易したから勢いで書く。

それは十條湯での出来事。

前情報無しで飛び込み、堪能後(笑)、やっぱ水風呂はこれはかけ流しとはいわねーじゃんといいたい気持ちをグッとこらえて、下駄箱キーを返す。
受付にある感染防止のクリアボードに有名施設のステッカーが所狭しと並ぶ。
しきじのステッカーはサウナブロスだろうか?

みたところ、東北の施設は何一つなかった。
なんだか少し爪痕を残したくなって、マルモリの本田さんに2枚ください!とワガママを言ってもらった1枚を十條湯の店主に渡してみたのだ。
「あ…いま、貼れるところ…ないですね…
まあ、あとでなんとかしときます」
ホントかよ?
「マルモリ…きいたことないな…」
そう言ってスマホを弄くり始める店主。

ああ、この人は全国行ってる風のファッションサウナーかな?

アウトドアサウナに興味があれば、マルモリと聞けば心がときめくもの。

なんちゃらサウナとかサウナをなんちゃらでも取り上げられ、メディア露出は一度や二度ではない。
あの、野田クラクションべべーにお金を出して推薦記事すらも書いてもらってもいる(推定3〜5万)
多分トウホグで予約が取れない施設No.1であろう。いつみても埋まってます。

「私が超個人的に応援している施設なんですけど、よければ貼って宣伝してもらいたいなって」

我ながら完璧じゃないですか、1ファンとして、せっかく適当にステッカー置いてるならこれも置いたってええやろがい。

帰りの時間調整に十條湯から駅への帰り道にマッサージ店をみつけて入る。
1時間越えるなら帰るつもりが数十分だったのでお茶を飲みながら待つことにした。

その間、十條湯の二つ名をずっと考える。

自分が目立ちたくて、他店を蹴落とすタイプのサウナ屋
喫茶店なのにコーヒーが美味しくないのでコーヒーを頼んだら負けの店(たしかにみんな色とりどりのフロートを楽しんでいた)
かけ流しの意味を知らない水風呂
ここの銭湯のために降りる駅の価値はない(マッサージは普通だったので不問)
銭湯のなかでは頑張ってるけど所詮井の中の蛙

ポテンシャルなら負けてない、というより勝ってるし、マルモリには根強いファンと確かな地がある。実績もあるし、満足度が高すぎる。


実はかねてよりファンであった人と、実際にあってお酒を酌み交わし(というか一方的に食べて飲んで喋っていただけ)その方のブログを読み返して、ああ、雑記はこんなもんでいいんだわ、と思えたから。

好きに書いていいんだよね、思ったこと。
見た人が不快になることは書いちゃだめっていうのはSNSでのルールで、ブログなんて所詮はチラシの裏なんだから、暇で見るものが無い人と私のファンしか読みません。
宣伝もするわけじゃない。

その方は私の人生において、間違いなく味方になってくれる人。
好き嫌いの激しいわたしが好きだと言うんだから、嫌いな人の気が知れない。

これに投げ銭するなら地元の温浴施設でジュース買ってほしいレベル