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サッカー観戦日記 〜伝えること〜

三連休を使って今回は試合観戦も兼ねて週末パスを使って列車ひとり旅を実行🚃

これがまた途中飽きることもなく、快適な旅になったので後日改めて備忘録として残しておこうと思っています。


さて、娘のリーグ戦も折り返し。

徐々にチームの調子も上がって来たかと思っていたら事件発生!

娘からLINEが!

ほとんど学校生活(部活含む)で起きた事件に関して報告してこないのだが、「連帯責任」のワードが出ると毎回愚痴をこぼしてくる。

今回はリーグ戦前だと言うのに練習禁止令が発令され、「全く無関係なのに練習できないなんて最悪だ!」と怒っていた。

理由を聞くと…

◉学校生活で禁止されていることをやってしまった生徒がいた。(一般の生徒はOKな内容)

◉行事で集合時間ギリギリに来た生徒がいた。

まぁ他にも何かあったようだが、監督の堪忍袋がブチギレたのだろう。

しかし…

こんな昭和チックな部活、今時珍しいなと旦那も感心していた。


練習ができたのは試合前日。

新しいスパイクを買ったところで、早く試したかったのもありひとり悶々としていたようだ。

発表された試合のメンバーはほぼベストメンバーのように思えたが…

ここにも監督の怒りは組み込まれていたようだ。


いざ試合が始まってみると、メンバー的には悪く無いのだがやはり練習不足なのか早い時間に失点してしまった。

まぁ、相手のFWが良い動きしてたから仕方ないと言ってしまえばという感じ。

しかし落ち込むことはない。

まだまだ時間はたっぷりあるのだから!

だが、連続失点してしまうとベンチが動いた。

DFの交代でポジションを少し変更。

これで少し落ち着くか?

するとCKのチャンス!ここで1点取っときたい。

誰もがそう思っていたら、跳ね返りのボールを狙って待っていた選手が落ち着いて押し込みゴール!

いいぞ〜!この調子で前半のうちに追いつきたい。

だが勢いが出てきたところで前半終了。

ベンチでの雰囲気は悪くない。後半で追いつける自信は感じた。


後半に入るとまたメンバー変更が。

1トップだった娘のポジションが2トップ気味になったことにより、動きが取れるようになった。

今日のトップ下の先輩は遊びができる選手。

怪我で出遅れていたため、なかなか試合に出れていなかったが久しぶりの出場だった。

浮かし玉の縦パスだったり、周りをよく使ってくれる。

サイドに流れることができるようになった娘は右へ左へとポジションを変え顔を出し、ドリブルで仕掛ける場面も増えてきた。

そんな流れのプレイが出始めると左サイドからの折り返しに娘が合わせてゴールが決まった!

よし同点!!

この勢いで直ぐに追加点を狙いたい。


ドリブルで仕掛けて、速いパス回しと以前のようなプレイスタイルが戻ってきて観ていても楽しい。

上手くDFの裏へ出したパスが娘に通った!

ドリブルで持ち込みGKと一対一の勝負になるかと思ったら、後ろから必死にDFが当ててきた!

ペナルティーエリア内で娘は倒され、悔しそうに地面を叩く。

「PKだ!」

JリーグであればこれはVAR案件!

レッドカードが出てもおかしくないぞと思いながら審判がどう判断するか?

結果は…

ノーカード。そしてPK!

「よっしゃー!!」

観客席も盛り上がる。

さあ誰が蹴る?ボールをセットしたのは娘だった。

ひや〜ドキドキするなぁと思いながら、観に来れなかった旦那さんの為に録画しておこうとスマホを取り出した。

ピッとホイッスルが鳴り、一旦間合いを取り助走に入るとGKとは逆をついて優しくゴールへ!

よかった〜決まった!🙌これで逆転。

相手は動きが鈍くなってきたが、うちはどんどん調子を上げ更に追加点を狙う。

しかし途中で娘は交代でベンチへ。

今回は笑顔で戻ってきたが、まだまだやりたかったと言う表情だった。


更に追加点を取り試合は無事勝利!

初戦で負けていた相手だったので、今回は勝ててよかった。


この日は会場であまり話す時間も無く、ひとまず次の日の予定を確認して見送った。

後でPKの動画をLINEで送ってあげ「ロペス意識した?」と聞いてみた。

すると「やってみたいけど、ロペスは上手すぎて真似できない。」とのことでした。


次の日、練習が終わってから一緒にお昼ご飯を食べに行った。

今回は「お寿司が食べたい」と言うので、地元のチェーン店へ。

私は初めてそのお店に行ったのだが美味しかった!

地元名産のサーモンなど、やっぱりネタが良いと違いを感じた。

その後は日用品の買い出しをしながら、サッカーに関する話ばかりしてしまったが…

うちの娘は基本的にサッカーのことしか考えていないようだ。

「これからは帰省してもスナック菓子や炭酸は飲まない!」宣言をしてきた。

「自分で選んだ道だからしかたない。」とボソリ。

進路のことも「サッカーをしたい」という思いだけで、どんな勉強を大学でしたいのかがよくわからないらしい。

ただ、先日学校に来て講演してくれた大学の方の話で「これかな?」と思ったのが
「コーチングについて学べる学科」だったようだ。

私からしたら、ちょっと意外だった。

意外と教員とかにも向いてるのかもしれない。

熱心に指導してくれる先生が身近にいるからかな?

たまにブチギレて大きな雷が落ちることもあるけれど。

練習の代わりに、グランド周辺の草むしりをやりながらも何か学びはあったのか?

よくわからないが、周りの子たちがやりたい事を見つけ始めているので、そんな話も聞きながら、自分の目指すところを見つけて欲しい。


また、FWとして自分がやるべきことへの気づきもあった。

FWの選手が多い為、メンバー争いは激戦とのこと。

自分もいつ外されるかわからないと、プレッシャーや危機感もある。

そしてスタメンで出場できても、後半で交代することがほとんど。

内容がというわけではなく、「他の選手も試したい」という考えだから仕方がないが。


1年前、自分が初めて出場したリーグ戦で監督から褒められたこと。

あの時のプレイがなければ、今でもまだベンチ外だったかも。

なんて言いながら笑っていた。


であれば、自分をどうアピールするか?

練習以外でも監督に気持ちを伝える機会はある。

あまり自己アピールをすることができない娘だが、これからは自分の考えや思いを人に伝えることも意識して取り組むようにとアドバイスした。


娘と別れ、私は自宅へ電車で帰る。

車内でマリノスの試合を観ながら、相手鹿島のセットプレーで面白いのがあったので娘にLINEを送ると直ぐに返事が来た。

「今の使えそうと思った!」

あのプレイを試すには、みんなに説明しないといけない。

イメージをうまく伝えることができるか。

そして実行できるか?

また試合を観に行った時に、鹿島のセットプレーが披露されるか?

娘だけでなく、チームの変化も楽しみにしたい。

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