ゴミ屋敷女の素質
六月二十四日木曜日
曇り時々晴れ、または雨
午前中から一番面倒なミーティングで憂鬱な木曜日。結局今日も何も決まらず。先週と同じことの繰り返し。どうにか打開したいものだが『社長』に、「さっきからずっと話が脱線してますよ」とはなかなか言えない。
天気が心配なものの、朝から洗濯機を回す。干した途端降ってきて慌てる。ミーティング中にこっそり抜け出して取り込む。これが雨女の日常。
最近はほとんど毎日洗濯をしている。在宅ワークになってから、頻繁に洗濯ができることがひょっとしたら一番嬉しいと思っていることかもしれない。通勤しているときは、当たり前に週末しか洗濯ができなかった。土日が天気が悪くても、予定が詰まっていても、どうしても土日に洗濯をしてそれを乾かさなければならず、それが億劫だったし、洗濯物をためていることが良いと思えないのにそうすることしかできないのがストレスだった。バスタオルを臭くしてしまったりすると最悪である。ただでさえ疲れているのに自己嫌悪イライラのスパイラル。
天気が良いときにきちんと天日干しできる。布団も常識的な頻度で干せる。(土日しか洗濯を片付けられないと干す場所の関係で、布団を干すのか洗濯を干すのかのせめぎ合いを強いられる。)それがこんなに気持ちいいことだったなんて。
こんなのはわたしの家事能力が底辺でズボラという問題が根底にあるが、テレワークをやりながら合間でちょこちょこと家事ができると、ちゃんと生活できているし仕事もできている、と思えるので良い。家に寝に帰るだけ、みたいな生活をしていたときは、普通に歩けないくらい部屋を散らかしていても平気だったし、お風呂のバスタブが埃をかぶっていても平気だった。今日テレビで、家を「ゴミ屋敷」にしてしまう一人暮らし女性のことをやっていて、その特徴が自分に当てはまりすぎて笑えた。ゴミ屋敷にまでしたことはないが汚部屋にしたことはある。
そんなわたしが自制して毎日洗濯をして部屋を綺麗に保っている。
おまけにひとりでちゃんと仕事までしている。
普通に生活してるだけだけど、尊い。
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