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冬季オリンピックをついみちゃうという話

北京オリンピックを結構楽しんでみている。
仕事をしながら、みているというか聞いているというか音が耳に入ってるだけということも結構あるけど、みている。

実は、オリンピックは夏季より冬季のほうが好きだ。
ウィンタースポーツにはほぼ無縁で、親しんだ経験はまったくない。社会人になってから、スノーボードには3回ほど出かけたことがあるが、まったく馴染まなかったし可能性を感じなかったし、ツラくて、大人なのにわりとちゃんと泣いた。だからもう、できないんだと今は思っている。

全然できなかったけど、本当はちゃんと板を縦にして急斜面を滑り降りたりしてみたかった。できなかった理由も、高所が怖いわけでもスピードが怖いわけでもなく、ただ基礎体力がないのと柔軟性がなすぎるので、転んで起き上がっているうちに何もできなくなってしまうのが大きかったような気がする。とにかく怖いんじゃなかった。そもそもちゃんと教わったことはないので、本当はちゃんとインストラクター的な人に教えてもらいたかったな。

信じられない斜度の斜面を身一つで滑り降りたり、尋常じゃない高さまで舞い上がって何回転も回ったり、一寸先は闇みたいなスリル感のような、そういうのがわたしは好きなのかもしれない。夏のオリンピックにはそういう競技ってあまりないけど、冬季の競技はどれも、わかりやすく尋常ではない感じがする。スキージャンプってだって、スキー板履いてればあんな高いところから飛び降りて、100mも空を飛んで怪我せずに着地できるんですか??何故ですか???誰が考えたんですか????と、飛行機が飛び立つ瞬間と同じ疑問がずっとわいてくる。スキー・スノボの滑降や大回転もだけど、生身で時速100キロって他にあるだろうか。雪とか氷の上じゃないと出せない速度なんだろうな。選手の頭の中に潜り込んで、一緒に同じ風を感じてみたいものだ。

こんなに夢中になってみているのに、一番楽しみにしていたスノーボード男子ハーフパイプの決勝の時間に美容室を予約してしまって、平野歩夢選手の金メダルの瞬間を見逃してしまった。録画をまわしたけど、話題になっていた通り、平野選手の3回目の滑走の直前でちゃんと切れてた。本当は入っているんじゃないのと諦め切れなくて何回も再生してしまった。あとで動画でみたけど、本当にかっこよかった。

来世、もう一度人間をやらないといけないなら、トリプルコーク1440を飛ぶ人になりたい。


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