仕事中の電気工事士

㉚それでも愛を受け入れますか?前

実に今日の話なのだ。
日本で読んでいる人は時差の関係で翌日の話しと思っていただきたい。

貴女が(貴方でもよい)書面により愛の告白をされたら、基、求婚されたとしたら、少なくともそれを受け取った時点で嬉しいだろう。無論予期せぬ事もあるけれど、この場合は求愛を切望していて自らアピールをしていたとして考えていただきたい。

貴方の名前を仮に晴美さんとして、結婚を熱烈に希望していると仮定してもらいたい。もしも晴美さんのプロフィールとその希望に沿った人から連絡があれば、喜びもひとしおであろう事は容易に想像できる。おまけに晴美さんが美形で性格もよく、尚且つ希望のハードルが低い場合には連絡が殺到すること間違いなし。

私も同様に自分の希望に沿った人を求める立場にある。今ではお見合いという形式が消滅しつつある世の中ではあるが、仲人がいないだけで実質はそれほど形式が変わっているとは思いにくい。お見合い写真という形式がデジタルになり、収納場所が仲人の封筒の中でなくて持ち主の携帯の中になっただけだろう。

婚活とはどうするのかよく知らないが、そういう出会いの(もしくは婚活)サイトに自分の写真やプロフィールを載せて、同じサイトの会員からの反応を待つのが一般的ではないかと思う。待っている間は期待と不安に、きっと毎日どきどきしているのではあるまいか!

私もかつてはカナダで似たような活動を行っていた経験がある。男女平等を奨励している昨今ではあるが、写真を掲載するのは圧倒的に女性であり、男性は自分の顔写真を掲載するのに躊躇する傾向がある。恐らく女性はきれいになった自分を見て欲しい、という願望があるからなのだろうか。

やはりこの辺は野に咲き乱れる美しい花を女性に、その花に群がる蜂たちが男性と見立てると、自然界も人間界もその本質が見えてくるような気がするのは私だけではあるまい。

誰しも初めから長距離恋愛をしたいと思う人はいないだろう。従って基本的には自分の住んでいる距離に近い人から探し始めると思う。最初に気に入った人を見つけて北海道の果てから沖縄の人を求めるという事も無いとは言えないが、実行するのは大変だろうなと思う。

かく言う私も当然ながら自分の住んでいる街中から相手を探していた。そして自分の好みに合う人を中心に、あれこれ想いを書き溜めた。書き溜めたはいいが自分の写真を掲載する勇気がなかったので、いつまでも送ることが出来ないでいたのだ。

しかし、時は過ぎ行くばかりで全く実りはない。ここで努力とは勇気を振り絞ることだと気がついた。写真は無くとも言葉でとにかく下手な鉄砲でも数うちゃ当たる戦法に切り替えようかと思った。しかしもしその戦法でたくさんの返事が来たらどうしようかと思って、この人だと思う人だけに送ることにした。

気に入った人を見つけて書き溜めておいたテキストを送ってしばらく様子を見ていたが、返事は全くなかった。双方の条件を見直してみると何もおかしい点はないし、車ですぐにいける距離にいるのに変だな~と思った。

念のためにもう一度送った文章を読んで見ると、送り主の名前を間違っていることに気がついた。そう、下手な鉄砲作戦のときに見つけた最初の人の名前がそのままだったのだ。

あ゛~~~~何たる失態!


情けなさが次回へと続く、、、


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