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『13、プロの「会話文」はここが違う。百年経っても読まれる小説の書き方』

「会話文」というのは、小説にしかできない特権だ。あらゆる分野の芸術を見ても「会話文」らしきものは無い。

それだけに、洗練した会話文を書くには長い努力が必要になる。私が誰かの作品を読む時、まず会話文を拾っていく。どのくらい書いてきた人なのか、会話文を読めば直ぐに分かる。

会話とはなんだろう? それはまず「音」である。小説に必要な五感の一つだ。視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚……。会話とは「聴覚」のこと。

しかし、やってはいけないのは、ずらずら会話を長く続けること。会話文で小説のストーリーを進めているつもりでも、実は人々がその会話を聞いている間は、小説のストーリーは止まっている。

会話は短ければ短い程いい。長い会話文をどうやって短くするか、またその他の大事なテクニックについて語ろうと思う。

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