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YouTube『百年経っても読まれる小説の書き方』

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誰も言わない感想と文章の分析。 かなり本気の小説創作論。チャンネル登録をしよう! https://www.youtube.com/channel/UCRPUTEZPFUEvKSI…
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#小説の書き方

YouTube書評『イン ザ・ミソスープ』村上龍。誰も言わない感想と文章の分析。

動画を観てチャンネル登録もしよう。 この動画の台本をご紹介。 この書評は読む人の為ではなく、小説を書く人の為のものなので、 当然ネタバレしています。 初出 1997年 令和5年発行 幻冬舎文庫で読みました。 1月に6年振りに日本へ行った時に買った貴重品。 なぜ村上龍は小説の中で自分の思想を語ろうとするのか? 小説のプロットではない。小説と言うには無理がある。 しかし、小説としての普遍性は持っている。 思想的プロット。登場人物に思想を語らせる。 アメリカ人と日本人の

60秒で分かる『仮面の告白』三島由紀夫の戦争体験。

天皇陛下万歳を三唱をして切腹した三島由紀夫。二十歳で終戦を迎えた三島が、十代の四年間、それをどう受け止めていたか。それが想像できなければ、いつまで経っても三島由紀夫のことが、分からない、分からない、ということになる。 戦争は、死、諦念、官能、退廃、狂気、と推移してくる。 リンク https://youtube.com/shorts/F6n2jWnyyc8 本編 22分  https://youtu.be/-q0chbEC33s 再生リスト「三島由紀夫 特集」21 vi

三島由紀夫『禁色』の書評をやりました。ラストで意外などんでん返し。

この動画の台本を公開。かなり細かく筋の流れを追っています。読んでみてください。 三島由紀夫を理解するために。 『仮面の告白』24歳 『禁色』26歳、1951年 作風は全く変わっていない。 何度読んでも「新しさ」を感じる作品。 今の世にタブーはあるのか? なんでも一番最初にやる人は偉い。 由紀夫さんはいつも私を励ましてくれる。背中をポンポン叩いてくれる。 龍之介さんは面白がってニヤニヤ見ている。来る時は長く滞在される。   本は本屋で買おう。   海外に目を向けないと、三島は

YouTube Shorts 36秒。ダイジェスト書評『限りなく透明に近いブルー』村上龍

書かなきゃいけないことが、ちゃんと書いてある。 1976年芥川賞受賞作品。 ポルノグラフィでありながら、なぜ純文学なのか? 暫らく前から気付いてはいたんだけど、私のShortsはかなり観られている。Shortsは15秒から1分の短い動画。世の中の人は忙しいから、あんまり長いのは観たくても暇がない。 こちらが今回の書評本編。18分3秒。かなり言いたいことが言えた動画だと思う。 ダイジェストの方は36秒で、この書評のいいところをバッチリ切り取っている。 それでね、問題

YouTube書評『トパーズ』村上龍。誰も言わない感想と文章の分析。

新作です。ぜひ観てください。感想も貰えたらいいな。 253、『トパーズ』村上龍。誰も言わない感想と文章の分析。 00:00 純粋な心、村上龍の文学を代表する作品 01:50 トパーズの文体について 04:25 村上龍の狂気 05:05 小説世界の分析 12:10 トパーズの映画、三島由紀夫の『憂国』 18:40 梶井基次郎『檸檬』との比較 21:20 村上龍の天才的な技 この作品の台本を公開。 トパーズ 著作憲法をよく理解した上で教育目的で引用しています。

YouTube書評『午後の曳航』三島由紀夫

252、『午後の曳航』三島由紀夫。誰も言わない感想と文章の分析。 三島由紀夫の小説を読んでいると、必ず感じる彼の気配。彼の顔や手や身体の存在。でも、例えば夏目漱石の小説を読んでいても、絶対漱石の顔は思い浮かばない。三島由紀夫の自意識は非常に強力。 『午後の曳航』では、他の作品と比べて彼の自意識が少し薄らいでいる。何故ならば、小説は三人称だけど、視点が頻繁に変わっていくから。 『午後の曳航』 三人の登場人物の視点の変化を書き出してみた。 ページ数は新潮文庫、令和三年十一月

書評『金閣寺』三島由紀夫。誰も言わない感想と文章の分析。

言ってはいけないことを一杯言っているから、きっと三島由紀夫ファンはあんまり好きじゃないと思う。今回は、あろうことか、この作品は小説ではない、と発言している。みんなに殺される。 そもそも私のYouTubeは、三島由紀夫ファンが半分以上。考えたけど、きっとほかに三島に対して、大真面目に発言する人がいないからだと思う。特に『禁色』の書評はあまり見たことがない、と言われたことがある。 先日ゲイの人からコメントが来て、『金閣寺』も楽しみにしています、と言われた。そういうのは嬉しいよ

YouTube書評『エンジェル』石田衣良

長編推理小説、2002年発行。 タイトルに意味が無い。 テーマにリアリティーが無い。 小説の構成に問題あり。 推理小説のタブーを犯している。 小説に気合がなくて、ひょっとして作者はこの作品を書きたくなかったのではないか、と邪推してしまう。たまたまいくつかプロットを出版社にプレゼンして、ヤバいことに一番書きたくないのを依頼されたぜ、みたいな。 251、『エンジェル』石田衣良。誰も言わない感想と文章の分析。 動画が20作入った再生リスト、書評「誰も言わない感想と文章の分析

夏目漱石『それから』の書評をやりました。ラストで泣けるどんでん返し。

https://youtu.be/jA-di45lGrk この動画の台本を公開 『三四郎』1908年 115年前 486枚 『それから』1909年 502枚 184,000字 『門』1910年 414枚   毎年これだけ書けるのは偉い。   『こころ』1914年 477枚 は三部作に入っていないけど、関連はある。 夏目漱石のなにがそんなに偉大なのか?  1867年〈慶応3年〉- 1916年〈大正5年〉   結構笑える。名場面、忘れられないシーン。精神に直接届く。小説の教科

「誰も言わない三島由紀夫」YouTube

この動画の台本を公開   日本を外から見ていた。英語も堪能で、翻訳も多く出ていた。ノーベル文学賞に三回ノミネートされた。だから日本の特殊性、アイデンティティも見えていた。半端じゃない郷愁、カズオ・イシグロ。私、20年。パスポート  https://youtu.be/5wVZYcs_lAc 50年経っても変われない。日本はいつまでも孤独な島国。気付いていない。三島は気付いていた。日本語というマイナーな言語。私のYouTube =英語で小説を書こう。日本から出ないと自分達の

遂に、三島由紀夫の書評をやりました!『仮面の告白』

アルファポリスで稼いだアマゾンギフト券で、日本から本を取り寄せました。二週間くらいで、近所の文房具屋に届きました。やったー! 書評はまじです。三島さんの戦争体験(二十歳の時に終戦)を中心に語ります。 リンク https://youtu.be/-q0chbEC33s この動画の台本を公開。 三島由紀夫 1925-1970  『仮面の告白』 1949年刊行。5歳から23歳までのできごと。24歳の時に刊行。早熟の天才。 第二次世界大戦 1939年-1945年。20歳の時に敗

YouTubeで超マイナーなテーマ「小説の書き方」を2年間やってみた。文豪の書評シリーズを始めて変わったこと。

note創作大賞、オールカテゴリー部門参加作品。 もっとチャンネル登録をしよう。 YouTubeは、Facebookに次ぐ、世界第2位のプラットフォーム。現在ユーザーが約26億人。その大海原に小説家、千本松由季(note5年目)が漕ぎ出した。「小説の書き方」という超どマイナーなテーマで。じたばたしつつも精力的に投稿を続け、2年間で登録者数が、遂に150になった。……みんな、もっと登録して……。 登録はこちら↓から。 文学を動画で表現することの新しさ。 好奇心旺盛な太

44、三島由紀夫を理解するために必要なたった一つのこと YouTubeショート 59秒

三島由紀夫特集を8編創りました。これはその中の一つです。 No.12 あれが狂気だとしたら ダイジェスト小説 本編 226、誰も言わない、三島由紀夫。  https://youtu.be/5wVZYcs_lAc ダイジェスト59秒 https://youtube.com/shorts/JlykHXLIYgY #三島由紀夫 #文学 #小説の書き方 #国際人 #英語 #芸術 #イデオロギー #日本 『百年経っても読まれる小説の書き方』 百年経っても読まれる小説の書き方/