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山形県民は生垣を食べる【ウコギ】


「山形県民は生垣を食べる」と言われる

昔の米沢藩主の上杉鷹山公が、飢饉の際に食べられるよう、ウコギを生垣にしたのだ。なんて賢い。

ウコギ・5枚の葉が特徴


ウコギの生垣には、食べられる以外にもこんな理由があるらしい。
生垣と言うより、隣の家との境目、垣根のイメージだとのこと。

『悪いものが入ってこないように』また生垣を支える杭に結びつける際に結び目を家の内側にすることで『家には悪いものはいない』という意味があるそうです。


上杉鷹山公は、食べられる草木の書物「かてもの」の編集を推奨したことでも知られる。
「かてもの」は、スベリヒユツユクサなど、手のかからない雑草が食べられることを実践・推奨した書物であり、上杉鷹山公の知恵からうまれた、領民のための、いざという時のための食糧辞典でもある

その教えは令和の現在でも、山形県の生活に根付いたものとして、また郷土料理として受け継がれている。


ウコギ飯の作り方

ウコギを軽く湯がいて刻み、炊き立てのご飯と混ぜるだけ。

ウコギ飯


山形県にあるという、ウコギの垣根を見に行きたい。
ウコギの新芽を茹でて、炊きたてご飯にまぜる【ウコギ飯】は、爽やかな風味、春の味だ。



山形つながりで、スベリヒユとツユクサのエッセイはこちら



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