見出し画像

2023年9月2日㈯第4回 オオフサモ防除の次はホテイアオイが待ち受けていた

※こちらの記事は全部無料で読めます。

多摩川で自然観察会を開催している365日野草生活®のんです。

9月2日(土)第4回 特定外来生物(植物)を防除する会を開催しました。
主催:NPO法人 多摩川エコミュージアム(二ヶ領せせらぎ館)

この活動は、地域に根差した自然保護活動として、絶滅危惧種の保全や、植物群落の保全を目的としています。

次回は10月7日㈯9:00~10:30
登戸の二ヶ領せせらぎ館2階会議室
でお待ちしています。

防除活動は、無償、ボランティアでやっています。
継続して活動できるように、ご協力お願いいたします。



特定外来生物のオオフサモを抜いたら、色々な水草を発見した

7月に特定外来生物オオフサモを発見したため環境省に確認
8月1日にオオフサモを防除したらどうなったか・・・

9月2日の活動日にはオオフサモは1本も見つかりませんでした!!

また、オオフサモを抜き取った場所で色々な水草を発見しました。

マツモ(神奈川県RD絶滅危惧種IB類)
ホザキノフサモ(確認中)
セキショウモ?(神奈川県RD絶滅危惧種IB類)
オオカナダモ(日本の侵略的外来種ワースト100)

しかし、それぞれアクアリウムショップで流通する水草でもあるため、自生か判断がつきかねるとのこと。


オオフサモが終わったと思ったら、次はホテイアオイ・・・


環境省が定める「外来生物法」という法律があります。
ホテイアオイは、外来生物法の「生態系被害防止外来種リスト」のなかで「重点対策外来種」に選定されています。
現在は重点対策種のため、ホテイアオイに制限はかかっておりません。
法律上の規制はありませんが、繁殖力が高いため、運搬の際に拡散させないよう注意して取り扱う必要があります。
また、いらなくなったからと言って、水槽の水を河に流してはいけません。

※外来生物法の特定外来生物に指定されたら、生体の移動が禁止となるため、川から採って持ち帰ると法律違反となります。

アレチウリ、オオフサモ、ホテイアオイを102キロ防除しました

新しい侵略的外来生物や生態系被害防止外来種を発見した際は、定着させないように、すみやかに対応する必要があります。


多摩川で増えてきたゴキヅル(準絶滅危惧種)の花が咲く

星型の花が可愛いですね


ゴキヅルは10月には実をつけます。
毎月参加することによって、絶滅危惧種の植物の成長を観察できます。

外来生物を防除することが目的ではなく、色々な生き物が住める環境になることを目的としています。
個体数を調査し、保全地区は在来種で群落が形成されるといいなと願いつつ地域に根ざした活動をしていきます。

一人の力では難しいけれど、知って、調べて、見つけて、考えて、広めて・・・生きもの守る方法はたくさんある!!

次回は10月7日㈯9:00~10:30 

登戸の二ヶ領せせらぎ館2階会議室でお待ちしています。


過去のレポート記事もあわせてどうぞ

防除活動は、無償、ボランティアでやっています。
継続して活動できるように、ご協力お願いいたします。


よろしければサポートをお願いいたします。図鑑の購入や、環境教育、野草の活動費に利用させていただきます。