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2023年6月4日㈰特定外来生物防除活動のレポート

※こちらの記事は全部無料で読めます。

多摩川で自然観察会を開催している365日野草生活®のんです。

6月4日㈰、特定外来生物(植物)を防除する会を開催しました。
協力:NPO法人 多摩川エコミュージアム(二ヶ領せせらぎ館)

開催するまでに奔走する記事もあわせてどうぞ。

個人で特定外来生物をどうにかしようとしたら、色んな人から協力してもらえることになった話|のん🍀365日野草生活 (note.com)

特定外来生物を抜くことが目的ではなく、5月の調査で見つかった絶滅危惧種の保全や、植物群落の保全を目的としているので、まずは保全地区の特定外来生物を防除することが決定しました。

現在はアレチウリが繁茂しすぎているので、お手入れしていきます。

特定外来生物の防除は、環境省の「植物に関する小規模防除の特例」の項目を全てクリアしていないと活動できません。

そのなかに、「特定外来生物の防除活動をする」ということを一般公開しなければならない。という項目があります。

そこで、NPO法人 多摩川エコミュージアムのホームページ内で告知してもらうことになりました。

ホームページの内容の修正が前日に終わったため、前日の21時34分に公開できました。

前日の午後21:30頃に告知。
HPが完成してなかったので前日告知になってしまいました。

防除に関する基本的な事項 | 日本の外来種対策 | 外来生物法 (env.go.jp)必要な手順を踏んで、問題なく開始できるようにしました。

前日に公開したので、協力を得られるのか不安でしたが、20代〜70代まで、12名が来てくれました!!

本当にありがとうございます!!


「全く植物について知識がない」とおっしゃっていた70代の男性が、似ている植物のアレチウリとクズ、ハルシャギクとオオキンケイギクを見分けることができるように!!

それだけでもすごい。

ビニール袋8袋くらいです。
花や実をつけているアレチウリもいたので、6月から始められてよかった。

この周辺はクズが多く、アレチウリよりもクズのほうが勢いがあるような気がしました。

絶滅危惧種もいくつか発見し、なかには数株しかないものもあったりしました。

河川の絶滅危惧種はカヤツリグサ科などの、地味で目立たない植物が多いので、野生ランのような盗掘の心配は少なそうですが、公開していったほうがいいのか、悩みます。本当に少ないので。

第一回目では、参加者の皆様にこんな在来植物があるよ、という話はしましたが、場所の公開はしませんでした。

防除活動後に、予防三原則などの話をして、約2時間ほどの活動となりました。

毎月防除活動をしながら、個体数を調査し、保全地区は在来種で群落が形成されるといいなと願いつつサポートしていきたいと思います。

次回は7月1日㈯9:00~10:30
登戸の二ヶ領せせらぎ館でお待ちしています。


防除活動は、無償、ボランティアでやっています。
継続して活動できるように、ご協力お願いいたします。

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