見出し画像

元から女子

2020年有限時間の余裕と余白を作りだしてから、新しく始めてみたことがある。それは、世間的には『え?いまさら?』と言われることだが、私は今年になってその時間が増えた。それを始めてから、知らなかった世界が垣間見えたり、新しいチャレンジ精神を刺激してもらっている。

それは、YouTubeを見ること。

キッカケは、音楽を探し、色々聞くようになったこと。そして、初めて見てハマったのが、女優の仲里依紗のYouTubeだ。私が持っていた彼女のイメージと画面の中にいる彼女が180度違っていて、動画を見る度に毎回興奮している。
ある日おススメ動画として『ジーピットチャンネル』が挙がってきた。主役は『元女子』の男性だ。そのチャンネルでFTMという言葉も知った。そこから性別に関する考えが拡がり深まっていった。別に自分が男性になりたいと思っている訳ではない。でも、この動画を見ていて一番最初に疑問を持ってみたことは、『私の性別は?』ということだった。

この世界には男性・女性に限らず、様々な性別があることを知っておられるだろうか?私はたまたま幼い頃から自身の性別に違和感を持ったことがなかったから、自分の性別について考えてみることもなかった。それは、自分にとって当たり前すぎて、わざわざ意識を向けるものではなかったのだ。

動画の中にいる元女子の彼の言葉を聞いていて、人生で初めて自分の性別について考えてみた。私は女子として生きてきた。でも、本当に女子なのだろうか?その疑問もないわけでもない。生物学的な性別と精神的な性別は別ではないか?と改めて考えさせてもらった。

私は『元から女子』で『現女子』、それは生物学的な点と戸籍上の話で、100%の自信をもち断言することができる。でも、精神的な性別は?と考えてみると、『多分女子』かなぁ?と、なんともあやふやな回答になってしまった。
なぜなら、憧れる女性もいる、好きな女性芸能人もいる。かつて恋愛対象だったのは男性と認識されている人間ばかりだった。しかし、今まではそうだったが、これからは分からないのではないか?そんなことを考えたからだ。

このチャンネルを見た私の感想は、この世界に誕生した時選べなかった自身の性別を、自らの選択で選ぼうとする人たちをカッコよく思った。一昔前の性別概念は崩れ去ってきている事も痛感した。

あなたの性別は、本当にその性別ですか?

余談だが、私がハマっている他の動画は、女性が男性より20歳年上というカップルの動画だ。20代後半の男性が、私とほぼ変わらない年齢の女性と夫婦になっていたり、お付き合いをしていたりする。画面の中の女性を見ていると、20年上には見えず小さな女の子みたいに見える。だから、これから【年齢】に関しても考える事になりそうだ。年齢概念も性別概念も新しい時代にどんな変貌を遂げていくのか?それも今から楽しみなことだ。

YouTubeにはvlogというものもあって、【私もYouTubeやってみたい!】そんなキラキラワクワクの好奇心がムクムク顔を出してきた。
もしやるならどんなスタイルにしようか?そんな想像をしたり、花屋の社長に「YouTube挑戦しましょ!」そんな言葉を投げかけたりしている。
もしかしたら、2021年の新チャレンジになるかもしれない。

あのね、

この世界は一つの世界ではなく、ありとあらゆる世界がウヨウヨとナミナミとあちこちに揺らめいている。私の大好きなバウムクーヘンみたいにね。



この記事が参加している募集

自己紹介

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?