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「味噌汁は1日1杯までにしています。」

「塩分が気になるので、お味噌汁は1日1杯までにしています。本当は朝と夜に1杯ずつ飲みたいんですが・・・」

お味噌の講座の際に、参加者の方からそんなお声をいただきました。
お医者様から止められているなら別ですが、私自身はできれば3食お味噌汁が飲みたいくらいお味噌汁推進派です。

味噌の塩分は緩くでOK

塩分で気になるのが血圧だと思いますが、味噌はむしろ血圧を下げるというい研究結果が多数。
それは、お味噌に含まれる成分が体内の塩分を上手に調整してくれるため。
私はお味噌に関しては塩分を過剰に気にするところではないかなと考えています。
気にするのであれば、他で現代人が無意識にとっている塩分の見直しや、お料理に使うお塩自体の質の見直しが先決だなと。

塩分が気になる時のお味噌汁

とはいえ、毎日の塩分を考えることは大切ですよね!
お味噌汁の数を減らすのではなく、ちょっとの工夫で塩分の摂取量は調整できます!

赤味噌を使う

白味噌も時間が経てば赤味噌のように色が濃くなるのをご存知ですか?
熟成度によって色は濃くなります。
つまり、赤味噌も白味噌も塩分は変わらないんです。(もちろん商品によって異なります)
人の脳って不思議で、色が濃いほど味が濃く感じてしまう。
だから濃い色のお味噌を使うと結果使用量が少なく済む=減塩になります。

塩分を排出する具材を入れる

塩分の排出を促すカリウムや食物繊維を一緒に摂るのはいかがでしょうか?
きのこやわかめ、お芋やお野菜、こんにゃくなど。

良い味噌を使う

お味噌汁のお味噌って大さじ1、とか測ったりしますか?多くの人がしないんじゃないかと思います。
溶いてみて、味見をして足りなかったらもう少し足す。そんな感じ。
中途半端なお味噌を使うと味が決まらず「もう少し」と多く入れがち。

麹たっぷり味噌は要注意

最近流行りの麹たっぷりのお味噌。
甘くてまろやか食べやすい!
だけど実は辛い味噌と塩分はほぼ変わらない。
甘くて油断して多く入れがちな分、注意が必要。
辛い味噌をを少量できりっと決めるのも一つの手。

薬味を活用

お味噌汁に限らず、小口ネギや三つ葉やゆずなど、香りが強い薬味を活用すれば、調味料の使用量が少なく済みます。
(お味噌汁にゆずの皮を刻んで入れるの、とってもおすすめ!)

具沢山のお味噌汁

具がたっぷりだと、単純に1椀に占める汁の部分が少ないですよね。
満足感も多く、具材からの出汁で深みが出るので、結果、全体的にお味噌の量は減ります。

お味噌汁は手段

お味噌汁はたっぷりの野菜や海藻を手軽においしく食べられる。
そしてお味噌汁を中心に据えると、自動的に和食よりの食卓に。

そう、お味噌汁は健康な食卓へと導いてくれる手段でもあるんです。
だから、無理してお味噌汁の登場回数を減らすのではなく、その質や使い方を変えてみることで、一層健康的な食生活が送れると思うんです。
(さらにお味噌自体が単なる調味料ではなく優れた栄養価を持つスーパーフード。最高の味噌が揃う日本で飲まないのは本当にもったいない!)

リラックス効果まで実証されているお味噌汁。
本当は好き!作る時間もある!お医者さんにも止められていない!のであれば無理に我慢しないで!!

知って選べば、どれも正解!
今日も楽しい食選びを!




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