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「伝わる」って…?

久しぶりに、本を読んだ。
高校生の頃は仲良かった友達が小説好きで、借りたものやおすすめしてくれたものをよく読んでいたけれど、大人になってからはあまり手に取らなくなってしまった。

わたしは、フォークデュオ「さくらしめじ」のファン、きのこりあんです。
きっかけはそこから。ふたりの楽曲で作詞を一緒にしている方が書いた本を、がくさんが読んでnoteをあげていたことで「超言葉術」に出会った。

もともと読書感想文とかめんどくさいと思いつつも、夏休みの宿題のなかではいちばん得意だったり、文章を考えることは好きで。
だからその時好きなアイドルを応援していて感じたことをつぶやく用途として使っているTwitterは、“好きの対象”が変わってももうずっと続けている。

ただ、文章を考えて文字打ちするのは好きでも、口から言葉を発するのは得意ではない、むしろ苦手だと自分では思っている。
今自分が就いている職も、相手とのコミュニケーションによってその人の行動を変えていったりだとか言葉が大事になってくるものなので、伝えたいことがちゃんと伝わるようになったらいいなあと思い、阿部広太郎さんの本を手に取った。

単刀直入に感想を言ってしまうと、すごくおもしろかった!
またこんな安直なことしか言えない自分にもどかしくなるけど、なるほど〜となるところがたくさんあった。

特に、「伝わる」とは「思い出させる」こと、というのは読んでいくうちにはっとした。
相手に伝えたいことをばばばーっとしゃべってしまうことは自分でも気づいていたけど、案の定次にその人と対面したときわたしが言ったことをあまり覚えられていないということも多い。

“足して、足して、勇気を持って思い切り引き算をする。”

先輩にも言われた「本当にやってほしいことを何度も何度も伝えるんだよ。こっちはわかっていても、相手はわからないことをいっぺんに言われたって頭に入ってこないんだから。」とやっと繋がった。


他にも、SNSで発信することについての章もある。
Twitterをもう10年以上使っている自分にはすごく興味深くて、読んでいてたのしかった。

“愛と書かずに、愛を伝える。”

わたしはよく「最高」という言葉を使ってしまいがちだ。
「素敵禁止」のマイルールを設けた阿部さんのように、わたしが「最高禁止」にしたらきっとすごく空っぽな文になってしまうんだろなあ。
ひとことで済ませることができるものを細かく的確に伝えるって、実はすごく難しい。
言葉をもっとたくさん知りたいなと思った。


ちなみに、わたしの大好きなアイドルやアーティストに対する #iloveyouの超訳し方 はスタダアカウントのbioにもしている、aikoの歌から拝借した「君にいいことがあるように」だ。
(2020年7月8日現在)

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