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与謝野町で描く新たなキャリア。移住にとらわれない多様な関わり方について/青木博さん

皆さんこんにちは!「与謝野町移住支援窓口-364-」です。
こちらの企画は、与謝野町に関わりがある方々にインタビューを行い、与謝野町の暮らしや日常に関する情報を発信します。

第1弾は、かや山の家の支配人や与謝野町移住アンバサダーとして活動
している青木 博(あおき ひろし)さんに与謝野町の暮らしについてお聞きしました。

▽与謝野町移住支援窓口-364-とは
「特別な日より、日常を伝える」をコンセプトに掲げ、与謝野町への移住促進につながる多様な関わり方を提案させていただきます。1年は365日ありますが、観光やイベントなどで与謝野町を訪れたり 関わったりするようないわゆる「特別な1日」よりも、それ以外の「364日の与謝野町の日常」に関する情報を移住希望者にお届けしたいという想いを込めて「364(さんろくよん)」と名付けました。

▽与謝野町移住・定住アンバサダ―とは
移住希望者が与謝野町に移り住みやすくするため、長く住み続けられるために、与謝野町に関する情報提供や生活に関する相談等を担うサポーターのことです。

〇青木さん1 (2)
青木 博(あおき ひろし)
与謝野町温江(あつえ)地区出身。2014年より与謝野町にUターン。
かや山の家支配人兼料理長/与謝野町移住・定住アンバサダー


■今後のキャリアを考え、与謝野町へUターン

青木さん10〇

-与謝野町へUターンされた理由を教えてください。

Uターンをした理由は、主に2つあります。
1つ目は、自分のキャリアを見直すタイミングがあったからです。
高校卒業と同時に与謝野町を出て、約12年間大阪で飲食店や接客などのサービス業で働きました。都市部には沢山の専門店があり、競争も激しい中で自分が独立するイメージがあまり持てませんでした。
僕は広く浅くという性格なので、料理も差別化するために先鋭化するのではなく、自分が出来る事を仕事としてやりやすい環境は、与謝野町ではないか思いました。
2つ目は都市部で子育てをするイメージが持てなかったからです。
妻が妊娠をした当時は、大阪のマンションに住んでいたので、騒音などの近所トラブルに気を使った子育てをするイメージが湧きませんでした。僕自身が与謝野町で育ったからこそ、沢山の自然に囲まれた子育て環境を求めていました。

-与謝野町へUターンする前とした後の印象の変化や気づきはありましたか?

Uターンする以前も年に3,4回は帰省をしていましたし、海や山には凄く愛着があったので、あまり印象の変化はありませんでした。
ただ保育園でドロドロになりながら遊んでいる子ども達を見ると、自然に囲まれて育つ環境の良さがあることは、新たな気づきでした。
仕事に関しては、僕のように境界を無くした幅広い料理人がいる反面、地方にいながら専門性を持った料理人がいることもわかり、丹後地域は凄く多様性のあるまちだと感じました。

-今の職業に就くきかっけを教えてください。

Uターン後は、丹後地域のレストランで3年ほど料理人として働いていました。
そろそろ独立して自分のお店を持ちたいと考え始めた頃、与謝野町温江地区で林間学校として使用していた宿泊施設の管理人のお誘いを受けました。元々古民家が好きでしたし、雰囲気も良く、飲食店もでき、行政のサポートも受けられる施設なので、ここなら飲食店を営むより多様性のある宿泊施設ができると感じました。


■"挨拶"から始まる関係性に幸せを感じる

青木さんが支配人を務める宿泊施設「かや山の家」から見える棚田と夕焼け

-日常生活で幸せと感じる瞬間はありますか?

仕事が日常になりつつありますが、地域に住んでいる方々の顔を知っている事は幸せだと感じています。これは僕が与謝野町で生まれ育ったからではなく、沢山の地域の人たちが施設を利用してくれたり、食事をしに来ていただけたりするおかげで、買い物や散歩をしていても必ず知っている人に出会うのです。僕は凄く挨拶が好きなので、すれ違いざまに挨拶が出来る関係性に精神的な安心感や幸せを感じる場面が多いです。

-地域住民と関係性を築くうえで、意識するポイントはありますか?

僕のように日常的な挨拶から関係性が作れるので、住んでいる地域のコミュニティから少しずつ輪を広げていけば、作りやすいと思います。
ここでポイントになるのが1人でも仲介者がいる事だと思います。
僕も移住者の方と共に隣組や大家さんへの挨拶へ行くんですが、移住者の方が地域に溶け込んでいく姿を見て、暮らしに関するサポートができ、地域と信頼関係が築けている人と接点を持つことの必要性を感じました。


■移住にとらわれない、多様な関わり方を選択できるように

青木さん17〇

-移住アンバサダーとしてどんなサポートができますか?

先輩移住者の紹介や基本的な地域の紹介はできます。
かや山の家がある温江地区であれば空き家紹介や地域案内も可能です。
また住居を探す際の拠点として宿泊していただける方も過去にいました。
僕ができない部分は、他の地域の方をご紹介できますので気軽に一度相談にきてください。

-これからの与謝野町に必要な移住支援はありますか?

お試し住宅やシェアハウスのような気軽に滞在できる施設が増えれば良いと思います。
一日では感じ取れない与謝野町の日常を体感でき、その人のペースで移住に向けた階段を登っていける支援が出来れば良いですね。

-移住希望者の方へ一言ください。

今すぐ与謝野町や丹後地域に移住・定住しなくてもいいと思います。
焦らず自分のペースで地域と関係を築いていってほしいです。
沢山の自然に囲まれた与謝野町に一度遊びに来てださい。
まずはお友達になりましょう!


■私のとっておきの1枚

iOS の画像 - 2022-01-04T114231.331
撮影場所:与謝野町立古墳公園(与謝野町明石)  撮影者:原田 美帆(PARANOMAD)

与謝野町の古墳公園で開催されたイベントに家族で参加したとき撮影してもらった写真です。ピクニック気分で自然を感じながら、食事が出来て楽しかったです!


▽聴き手/文・撮影:梅田 優希
かや山の家から見る棚田と与謝野町のまち並みが広がる景色は、1年を通して四季が感じられるおすすめスポットです!
さらに青木さんの作る料理は、旬の野菜やジビエなどを使用しているので、味はもちろん見た目の華やかさや食感も楽しめます。
ぜひ一度遊びに来て欲しいです!


【関連リンク】
▽かや山の家

▽株式会社ローカルフラッグ









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