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詰め込みすぎると出てこない

フリーランスになり、
コーチングの勉強を始め、

「自分は何がしたいのか?」
「自分には何ができるのか?」
「自分は世の中に何を求められているの?」

そんな考えをグルグルと巡らせながら、様々な可能性を模索していた9月。アイデアはどんどん出てくるものの、どれもいまいち行動に移せない。
もともと「達成欲」の強い私は、とにかく何かの形で成果が残せないことが一番のストレス。そのため、考えるだけでなにも進まない日々にとてもストレスが溜まっていました。

ある時、考え事をしながらお米を炊いて、水の量を間違え(ふにゃふにゃご飯ができた)時に気づいたのです。「私、すこし考えすぎだな…」と。
そして、考えてばかりいるがゆえに、「今目の前にある物」に全く意識が行っていないことに…。


マインドフルネス

これまで、マインドフルネス・瞑想、といったものにあまり興味のなかった私ですが、まずは詰め込みすぎた頭の中を一度空っぽにするために、半日旅行に出ることにしました。

場所は…



東京の郊外にある「高尾山」


今まで登山なんて、小学校の時に遠足で登った地元の山が最初で最後だった気がします。登山靴もなければ、知識もゼロ。それでも初心者にとってとても登りやすい山「高尾山」。事前にコースを調べ、水のせせらぎが常に聞こえる6号路を一人で登ってみることに…。


登山の途中で意識したこと

高い木に囲まれ、沢の水のせせらぎを耳にしながら、大きな木の根の間を一歩一歩踏みしめることが、なんとも気持ちいい。今日は仕事やその他の情報を一切遮断して登山に集中しようと決めた私は、携帯の電源を切り、道行く草木を観察したり、沢の水に手を入れて冷たさを感じてみたり、とにかくひたすら登山の過程を楽しんだのでした。


やってみてわかったこと

登山コースはたったの1時間半。それでも山頂に着くころには、ずっと心の中にあったモヤモヤが晴れて、なんだかとてもスッキリとした気持ちに。今まで自分は何に悩んでいたのだろか?自分の悩みがとても小さく感じれられました。


その後の変化

自宅から高尾山へは電車で片道約1時間半の道のり。その車中で、「夢をかなえるゾウ1」(今更だけど…)を読み中で、「行動がすべて」「行動しなければ意味がない」という言葉に出会います。この言葉が私にすごく刺さったのです。頭を空っぽにした、このタイミングでこの言葉に出会ったことは、絶妙のタイミングでした。


行動に移してみた

私は行動に移す前にあれこれと考えてしまい、なかなか前に進めないタイプ。でも今回は深いことを考えず、新しいビジネスの立ち上げを「エイヤー!」で呟いてみたのです : フェイスブックで「○○みたいな事業やってみたいのだけど、一緒にやってみたい人いませんか?」と。すると「やってみたい!」と手を挙げてくれた人いて、そこから紹介でさらに2人のメンバーが加わって…。

今、新しい企画の立ち上げを4人で試行錯誤しながら準備を進めています。
もちろん、この企画が成功するかどうかはわかりません…でも、今私の毎日はめちゃくちゃ充実しているのです。そしてあれやこれやと仲間と試行錯誤しながら、でも着実に前に進んでいるこの過程が楽しくて仕方ありません。



振り返ると…

2~3か月前の自分は、瓶の中にまんじゅうをたくさん詰め込みすぎて、まんじゅう同士がつっかえてしまい、外にまるで出せないような、そんな状態だったのだなー、と気づいたのでした。

行き詰った時には、すべてを忘れて楽しむことがとても大事であると実感して経験となりました。この体験がどなたかの参考になれば幸いです。


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