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⑤医療介護業界を救いたい

こんにちは!今日は、少しだけ気合いを入れて書いていきます。

虐待を無くしたい

前のnoteでも書いたように、私の活動で最終的な目的は虐待をゼロにすること。

「高齢者虐待」は、暴力的な行為(身体的虐待)だけではなく、暴言や無視、いやがらせ(心理的虐待)、必要な介護サービスの利用をさせない、世話をしないなどの行為(介護・世話の放棄・放任)や、勝手に高齢者の資産を使ってしまうなどの行為(経済的虐待)が含まれます。また、中には、性的ないやがらせなど(性的虐待)もある。

殴ったり蹴ったりだけが『虐待』では無くて、細かいことかもしれませんが、利用者さんへの言葉掛け(敬語で話す。という訳では無い)や食事介助のペース、オシメ交換の速さや丁寧さ等、利用者さん1人1人の生活のペースというモノがあると思います。現状、施設利用者は『団体行動』が主になっていると思います。(病院には、病院の時間軸が発生している)

私も全ての医療機関や介護施設を把握しているわけでは無いのですが、今まで県内200ヶ所程医療機関や介護施設へヒアリングしてきたイメージでは、なんとなく閉鎖空間にある事業所が多い気がします。

閉鎖空間とは、場所や雰囲気のことではなく、取り組みが分かりにくいことを意味しています。

どんな人達に、どんな想いで、どのように介護をしていて、どのような取り組みをしているのか、全面的にPRしている所は、私の知っている範囲では県内7〜8か所くらい・・・。

私自身、安心して親の介護をお願いしたいですし、働く環境としても取り組みを知ることが出来れば選択肢に入ります。

医療介護事業は儲かるの?

私自身、訪問看護ステーションの運営者としての意見として言えることは、医療機関・介護施設には経営を安定させる手段や方法はあっても、医療介護事業は、儲かってウハウハだわ~という仕組みでは無いと思っています。(儲かっている所もあると思います)

有料老人ホームなど利用者さんからの自己負担の割合が大きい介護事業(いわゆる介護サービス付きのマンションを購入・賃貸するイメージ)では、元々不動産事業や建設事業を営んでいる場合、設備資金の初期投資が少なくなるので、経費を抑えることが出来、あとは部屋を満床にすれば施設入居者の家賃や利用料で、早くから黒字に転換できる。儲かるビジネスではあると思いますが、入居者の方が急な入院等で部屋を空ける期間が長くなってしまうケースや、亡くなってしまった場合などは、入居者の穴埋めをする必要がある(表現方法が失礼)ので、人件費・広告宣伝費・設備リース費用には結構お金がかかっています。(不動産を所有していない場合、+不動産の固定費がかかることになります)

社会福祉法人の老人保健施設や特別養護老人ホーム等(介護サービスメイン‼の病院‼みたいなイメージ)では、儲かってしょうがない‼というのは正直難しいと思います。しかし、大きな赤字のリスクが少ないのも特徴です。事業運営の資金を、ほぼ介護保険制度で賄うことが出来ます。また、施設へ入所する方の自己負担の割合が決まっているので、空室でも大きな痛手にはなりにくいことが特徴です。また、有料老人ホームに比べ自己負担の割合がかなり少ないので、利用者さんやその家族からのニーズが大きく、すぐに入居が決まるのも特徴です。
正直、現場は大変だと思います(また次回、現場について書いていきます・・・)

通所系の小規模デイサービスは経営は、介護事業の中では比較的参入しやすいですが、3年に1度の法改正でたくさん出来たり、たくさん潰れたり・・・というのが現状。
有料老人ホームや特別養護老人ホームに比べ、設備投資資金が少なく済むのが特徴です。

最近では、リハビリ特化型や入浴特化型等の強みを出して、差別化を図るデイサービスも増えてきている中で、リハビリ機器の設備資金や入浴機器(特別浴槽等)に初期投資が増えるケースもあります。

上記に書いた内容はごく一部なのですが、説明に至らぬ点や不備があると思います・・・申し訳ございませんm(__)m

利用者さんの状態に沿った、必要なサービスを選択できる環境なのか

何が言いたいかと言うと、サービスが多すぎる!分かりにくい‼ということです。

強みや特色を活かして取り組まれている事業者さんがいる中で、何より利用者さんのことを想ってサービスを提供されています。

ある利用者さん数名に聞いた話で、

なんでこの施設に入居されたのですか?と聞くと、

「色々よぉしてくれる人がおってな、家だと一人ぢゃ暮せんから、ここに入れてもらったんよ。施設の人も親切でな~」と。たぶんケアマネージャーさんが紹介してくれたんでしょうね。こうやって、利用者さんが思ってくれるのは最高です‼

中には、「知らん」や「こんな所イヤぢゃ」って言われてるのを聞くと、悲しい気持ちになります。

本来、介護保険制度サービスは、

利用者さんご本人とその家族さんが選択して決定するという『主体』のサービスだと思っています。

身体の動きや歩行状態、食事状況等を把握して、ご本人とその家族がパンフレット等を見ながらこんな介護施設がいいな。家で暮らしながら、色んなサービスを受けたいな。等、色んな想いがあると思います。

医療介護業界は、私達医療職や介護職でもサービス内容を説明しなさい!と言われると分かりにくい部分が多々あります。。

まぁ、その為にケアマネジャーさんがいるのですが・・・ケアマネジャーさんも忙しいですから・・・💧現場レベルでもちゃんとサービスの説明が出来た方が良いと思います。

介護施設選びは、もしかしたら最期の人生の棲家になる可能性があるので、全員が『選択』と『決定』が出来る環境にしたい。

旅行先でのホテル選び、美容関係のようにもっと
『見える化』していく必要があるのでは無いかと感じています。

誰が、どんなサービスを受けて、どんな問題をどのように解決してくれるのか・・・を意識した業界にしたいと考えておりますっ‼

長くなったので、今日はここまで👋

最後までお読み頂きありがとうございます(^^)

次回は、コロナウイルスと在宅医療・介護業界のことを書いてみようと思います〜。

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