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バイオリズム〜キミに伝えたいこと〜

バイオリズムとは何でしょう?
科学的なカラダのリズムの波。
身体(しんたい)のリズム』『感情のリズム』『知性のリズム』の3つから
できています。身体(しんたい)は心も含めたカラダ全体のことを指します。
ふと、バイオリズムということばを思いついたのは
キミからの電話だった。

いつもは、お互い連絡がなくなったら、ボクから連絡するのが
2人の暗黙のルール、この日は珍しくキミから電話が鳴った。
その時も、少なからずいつもと違う何かを感じたが気のせいだと思った。

久しぶりに会ったキミは、会ってすぐ明日の予定を話し始めた。
「そうなんだ」と予定の内容に内心動揺しながらも受け流して、いきつけのお店へ。いつもならカウンターに座るのに、初めて奥の席を案内された。

メニューを見ていつも頼んでる一品に決め、店員さんを呼んで注文。
ここに来たら必ず頼むお好み焼きを楽しみにしていたのに、中々お好み焼きが出てこない…。「あれ?お好み焼き頼んだよね??」と思っていると、
まさかの注文していないと店員さんから言われるハメに。
即注文しようやくありつけたお好み焼きに、舌鼓を打ちながら楽しく会話し、ご飯を終えることができた。

その違和感は寝る前にも感じた。ベットに入ってすぐ、
携帯で漫画を読むのがキミの日課なのに、その日は音楽を聴いていた。
ボクが隣で横になっていると、流れている音楽は去年1番聴いた曲だと
教えてくれた。いつもと違う何かを感じながらも、追求することなく、
眠りについてしまった。

何かを感じながらも、わからずそのままにしてしまい、その日あったことを
振り返って、やっぱりおかしかったと思えたのは、3日後だった。
「いや!でもそんなはずはない」とか自信のないボクは、うじうじ悩み、
もしかしたらあの時、キミは何か大事なことを伝えようとしていたんじゃないだろうかとそんな思いがよぎった。

何か様子が違うなと読み取れるのに、キミが何を伝えたかったか聞かずに
終わってしまう…。バイオリズムのせいにして悔やんだ。
結局、自分のバイオリズムが何よりだいじなんだ。
キミのバイオリズムを知ってるフリして何も知らないんだ。
けど誰よりもキミに、ボクが望んでいることばを言ってほしいと待ち望んでいるんだ。なんてあまのじゃく。

どこかでこの繰り返しのループを断ち切りたい!と思いながらも、
怖いんだ。キミに追求したら、一緒にいられなくなるんじゃないかと。
考えすぎだって思いたい。でも自信がないんだ…。
こんな思いを話せるようになるまで、キミは待っていてくれるだろうか。

出会った頃は色んな話をしたなぁ。スキな音楽。スキな映画。
キミがスキだというアニメの総集編を一緒にみて、「これはあかん」って
見事に感動して泣いてたね。あの時のキミの号泣に近い感動ぶりに、
ボクが想像するよりも、思い描いたミライに打ち砕かれて、
たくさんのやり切れない思いを抱えていたような気がして、少し本心が
透けて見えたんだ。その思いが伝わってボクは泣いていたんだ。
なぜか忘れられなくて、一緒にいてよかったなっていうスキな気持ちを、
愛おしく思えたことが今でも心に残ってる。

無題

キミとボクのバイオリズム。重なった時に思い描くようなミライにならなくても、歩み寄っていたい。

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