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月はぺたんこでなく、裏側は永遠に見せない


月の裏側が見えない理由をつい昨日知った。

知ったきっかけは『そういえば、月の裏側って見たことないなぁ』という安易な好奇心からであった。

こういう時、グーグル先生は本当に頼りになる。ものの数秒で問題は解決した。

調べた情報によると

月の裏側が見えないのは、月の自転周期と公転周期が同じで、つまり月が地球を一周する間に、月も1回転しているから

という事らしい。

なんとなく、絶対に後ろ姿を見られたくない女性がぐるぐると回っている姿が頭に浮かんだ。

要するに、月は地球にあまり裏側を見られたくなかったのかな、なんて想像してしまった。

実際のところ、月の裏側はあまり綺麗ではないらしい。

かの文豪、夏目漱石が残した名言

『月が綺麗ですね』

も、その事実を知ってしまうと、また違った意味合いにも聞こえてくるから不思議である。

そういえば、私はうんと昔、月はパンケーキのように平ったいものだと思っていた。

宙に浮かんだ黄色いパンケーキはペタンコで、裏側は永遠に見えることなくずっと空に貼り付いてるものだと信じていた。

結局ペタンコではなくて球体だった訳だが、それよりも、月はあえて地球に裏側を見せていないような気がしてならない。

やはり美しい姿、煌々と輝く表の部分しか見せたくないものなのか。でも好きな相手に対してだったら、そう思う気持ちはわかる。

月のいじらしい振る舞いに、どことなくシンパシーを感じてしまった。それは私が今恋をしているから余計にそう思うだけなのかもしれないが。

『万が一裏側が見えてしまった時、地球は一体どんな気持ちになるのかしら』

そんな思いを抱きながら健気にぐるぐると回り続ける月の事を考えると、今日の月はまた一段と美しく見えた。






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