テストの感想は「楽しかった~!」
「社内学校」の学校長・mameです。
先日、第1回目となる実力テストが終わりました。
(意外とみんな素直に参加してくれてホッとしました)
テストや研修をする際、いつも気をつけている言葉があります。
身を浅く思ひ、世を深く思ふ。
by 宮本武蔵
つまり、
「自分中心に考えないで、世のため、人のためになることを優先しなさい」
ということです。
自分の仕事や信念を追求する目的が「世のため、人のためになること」にあるのなら、アワアワした状況になっても、ここに戻ってくればいい。自分を戒めるためにも、いつも心に留めています。
なぜかというと、社内で研修をするということは、忙しいメンバーの時間をもらうことだからです。
正解を狙うテストより、ユーモアのあるテストを
今日もみんな、本当に忙しそうです。なのに、テストだー、勉強会だーと号令をかけるのは、非常に心苦しくなる時があって……。なので、研修時には何かひとつでも持って帰ってもらわないと!!!と必死になってしまいます。
と、同時に、もう一点どうしても入れたいものがあります。
それが、「ユーモア」です。
20代が中心の会社なので、大学のサークルみたいなバカ騒ぎになる時もありますが、総じてみんなマジメです。そして、唯一絶対の「正解」を探そうとしがち。
でも、仕事にはそんなもの、ないよーーー!!!!!と、声を大にして言いたい。
「テスト」とはいえ、教育機関の学校ではないので正解することが目的ではありません。
研修制度初年度である今年は「社内の共通言語を増やそう」が目標なので、点数云々よりも、自分の弱点を知る、語彙の少なさに気づく、新しい知識を得る、そんな刺激になるようにテストを設計しました。
そして、わたしがテストを作る際に必ず入れているのが「頭の体操」問題です。
たとえば、こんな感じ。
問:「食べる」という動詞を、それぞれふさわしい表現にしてください。
①体調がよくないので、少量のおかゆだけをどうにか[食べる]。
②時間がないので、牛丼の大盛りを慌てて[食べる]。
(※答えは考えてみてください)
参考にしたのは『語彙力を鍛える 』という本です。
そして今回のテストの最後に【おまけ】として付けた問題がこちら。
問:「架空の新書=エア新書」のタイトルとサブタイトル、著者、見出しを考えてください。
参考にしたのはこちらの本です。
日本語関連の本はここ数年ですごく増えたような気がします。ただ、読んで終わりではなく、どう現実に結びつけるかが難しいところだと思います。
だから、テストに使う。笑
毎回、こうしたネタを考えるのは大変でもあるけれど、「テスト」という言葉から感じるネガティブなイメージを少しでも楽しいものに変えたい。
「久しぶりに違う頭を使って、新鮮でした!」
「楽しかった~」
テストを終えての感想とは思えない声が聞けた時、心の中で小さくガッツポーズを作りました。
これからもユーモアあふれるテストを目指そう。
次の「頭の体操」ネタは、「I Love Youの訳し方」かな。
※フルーツサンドを食べ過ぎて、しばらくイチゴのことが頭から離れません。あまりにも苦しいお題でした。というか、途中で引き返せばよかった…。
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