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1000日チャレンジ:書評

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1000日チャレンジで書いている「本」のコラムです。 ビジネスパーソンにおすすめの小説、ノンフィクション、語学の本多め。
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2020年10月の記事一覧

日常生活で生かしようのない豊かな雑学 『究極の文字を求めて』 #476

「すぐ役に立つことは、すぐ役に立たなくなる」 かつてコピーライターの谷山雅計さんのお話を…

mame
3年前
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読んで楽しい辞書の決定版 『妄想国語辞典』 #475

「一瞬いい?」 仕事をしていてこう話しかけられると、「一瞬」身構えてしまいます。たぶん「…

mame
3年前
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直訳できない言葉から見えるもの 『翻訳できない世界のことば』 #474

ロシア語通訳者で作家の米原万里さんは、人類最古の職業は「通訳業」ではないかと書いていまし…

mame
3年前
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読んで楽しむロマンティックな世界 『ロマンスの辞典』 #473

世の中にはたくさんの本があって、知らないことがいっぱいあることを教えてくれます。こんな辞…

mame
3年前
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自立した女性の象徴 『魔女』 #472

「魔法使いになりたい」 とある団体で講演をすることになり、自分の過去資料を漁っていたとき…

mame
3年前
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沼へようこそ 『美しい万年筆のインク事典』 #471

子どもの頃に満たされなかった欲求は、大人になって何かにハマる原因になるように思います。自…

mame
3年前
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『スター・ウォーズ英和辞典』 #470

「辞典」と「辞書」の違いってご存じですか? あ、「事典」や「字典」もありましたね。 辞典:言葉自体の意味や文法、例文を記した書物。国語辞典など。 事典:事柄を説明した本。百科事典など。 字典:その字の使い方や読み方、正しい形を説明した書物。 肝心の「辞典」と「辞書」の違いですが、一般にはほぼ同義語として使われているようです。言語学者の金田一秀穂先生は「辞書よりも辞典のほうが記述が詳しいくらいで、単に言葉の言い換えという説もある」と語っています。 たしかに、「辞書」よりも

タイトル当てクイズ「世界一有名なロボットの“中の人”が綴る超人気映画の裏側」 #46…

世界一有名で、カルト的な人気を誇る映画でも、観たことがない人はもちろんいます。わたしのダ…

mame
3年前
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タイトル当てクイズ「成るか!? 完全誘拐」 #468

一時期はミステリー小説ばかり読んでいました。その中でもピカイチのプロットで、ガッツリ引き…

mame
3年前
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タイトル当てクイズ「パワハラが暴き出した会社の秘密」 #467

「会社員」をやっていてよかったなーと思うことがあります。 ・設備が整っている(複合機とか…

mame
3年前
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タイトル当てクイズ「欲しいのは恋か、仕事か。それとも…… 」 #466

きらめくような恋におぼれたり、バリバリ働いて華々しいキャリアを築いたり。そんなことが起き…

mame
3年前
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タイトル当てクイズ「梢のざわめきは災厄か、神のお告げか。答えは人間の中にあり。」…

この作家の小説は大好きでいろいろ読んでいるんですが、これはちょっと毛色の違うホラーちっく…

mame
3年前
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タイトル当てクイズ「芸術は官能の香り」 #464

アートがお好きな方には、たまらないであろう小説があります。上海を舞台にした、古美術と激し…

mame
3年前
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タイトル当てクイズ「復讐するは、少女にあり。」 #463

シェイクスピアの戯曲をベースにした小説や映画は数々ありますが、この小説はちょっと異端かもしれません。少女の復讐心にものすごく引き込まれました。 さて、その小説のタイトルはなんでしょう?というクイズです。わたしがつくった小説のキャッチコピーがこれです。 今週お出ししているクイズのタイトルには、どれも数字が入ります。ヒントもおいておきますね。 ・作者はアメリカの劇作家で小説家で高校教師。 ・幼いころに、ある男にすべてを奪われた少女が主人公。 ・少女の武器は、智恵と言葉。