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「喪失感」を考えさせる物語
はじめてこの方の本を手に取りました。
仕事を失う、旧友を失う、旦那を失う、等。
いろいろなモノがなくなったときに抱く感情が細かく描かれていると思います。
さて、ここから下はどうでもいいことかもしれません。
私も旧友はどんどん離れ(死別ではありません)、もはや「友達はひとりもいません」状態です。
「飲もうぜ」と言われても、お金がないとか時間が合わない等で断り続けていたらそのうち誘われることも無くなりました。
「それはあなたの「きめ細やかさのなさ」がもたらした結果だろ?」と言われればそのとおりかもしれません。もともと自分の性格がもたらしたのかもしれません。そんな飲み代を生むためにアルバイトをする気にもならず、したところで家の事情を考えれば自分のためには使えません。
収入の限られた仕事に就き、家族を持って養育費がかかり、介護のお金や時間がかさむようになってますます余暇を過ごすことは失われ、今は家と職場を往復するだけの日々です。たまに行ける「釣り」が唯一の余暇ですがこれも極力お金を使わない内容です。ひとりか家族で行っています。船に乗るなんてめっそうもない。
だからもう友人なんていないわけですが、それでもいいや、と思っています。それだけ、「そういう世界では必要とされていなかった人間だったんだ」と思えばいいわけで、家族に時間を割いた結果だし、それは人が決めたことではないので。時間は有限。その中で取り組めることに取り組んだら結果としてそうなった、ということです。
でも今は、
noteの世界で、いろいろな方のいろいろな考えに触れていられる。
いい時代になったものだと思います。
至ってごく普通のサラリーマンのつもりですが少し変わった体験もしています。