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「ポンコツ」ではないと思います

母、80歳、認知症。
姉、47歳、ダウン症。
父、81歳、酔っ払い。
ついでに私は元SMの一発屋の女芸人。45歳。独身、行き遅れ。


最初から最後までこれが変わりません。

「笑いあり」という「触れ込み」なのですが(筆者や担当者には大変申し訳ないのですが)気持ちが重くなる1冊でした。なぜなら、

私がこの状況に近いから。

そして、

将来これが100%自分にも来るかもしれない、と思ったから。

文中によく出てくるのが、家族間での会話のすれ違いと、口論している間に論点がズレていくところ。
これ、ウチと同じです。すごく徒労感があります。
「なにで揉めてたんだっけ?」を思い出す作業を毎回繰り返すと、つらくなってきます。

にしおかさんは「ありのまま」を書いています。が、私は書き留めたくない。一刻も早く「忘れたい」派。
だからいつまでも解決しないのかもしれないけれど。。。

ともかく、こんな環境で生活しているにしおかさんを尊敬します。
「彼女に比べればウチなんて」と思う方はたくさんいるかもしれません。私もそう思うひとりです。

もうひとつ思います。
「介護や介助をする側」もケアする世の中になってほしいなぁと。



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多様性を考える

至ってごく普通のサラリーマンのつもりですが少し変わった体験もしています。