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鈴木光さんから教わった事

間違いなく中年男性向けではなく、中学高校生に向けて書いた本だと思いますが、中年男性の私が読み終えて、実社会にもつながる教訓もたくさんあるた感じました。

大切なのは知識の蓄積と覚えたことをどれだけ実行できるかと言うことになります。実は、自分の中に知識を蓄えてどれを使うのかという選択で解決する問題が9割なのです。

運動系統にもこれは当てはまります。

子どもたちに何かを教えるときも、しっかり分かりやすく、理由をつけて教えなければいけません。その関連性をちゃんと説明するためには、自分がちゃんと理屈を十分理解しなければいけません。説明する、という行為が、自分の理解を深める事につながっていきます。説明する立場になったとき、覚えることが逆に楽しくなってきました。

ものを覚える事は最初はつらいですが、コツを掴み身体が慣れていくとどんどん楽になっていきます。

学習においてはこれが「壁」ですよね。この「最初」をどうしのぐか…

ある脳科学者も、覚えるために大事なのは、まずはやり始める事、と語っていました。なんと単純な、と思ったものですが、実はこれが真、という事。

「だから」を表すTherefore,So,Hence …などの後には結論を表す重要な文が続きます。「しかし」を表すHowever,But などの後には、筆者の反対意見やその理由付けが続くことが多いです。

これは実社会ではなくて英文読解のスキルアップにつながる事でした。今度長文読解のときに注意してみようと思います。

諦めた経験、悲しかった経験、苦しかった経験がのちに「あのとき乗り越えられたのだから今度も大丈夫」と思わせてくれるようになると私は信じています。

さらには

職場の方からいくつかの心に残る言葉をいただきました。
「私は失敗や挫折のない人を信用しません。失敗や挫折を経験して、それをどう乗り越えたかでその人が分かります」

私にも数年前に経験しました。ただ、それを乗り越えたのかどうか、自分では分かりません。なんとなく時は経ちましたがいまだに引きずっているようにも思います。難しい。。。

今はダメでも、これからを見てくれる人がいると言うことです。完璧になろうとしなくても、努力して成長していく姿を評価してくれる人がいるのです。

22歳の女性にこう言われ、

そうか。勇気づけられたぞ。

と思う50歳のおじさんでした。

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至ってごく普通のサラリーマンのつもりですが少し変わった体験もしています。