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強運…紙一重すぎる6試合

20年ぶりの日本一。

セ・リーグが制したこと自体が9年ぶり。

「紙一重」すぎる試合の連発でした。記録によると、

シリーズで第1〜6戦まですべて2点差以内の決着だったのは史上初

やっている当人はグッタリしたことでしょう。

シリーズ最長試合は2010年の第6戦の5時間43分(中日対ロッテ)で、今年の第6戦の「5時間0分」は史上2番目の長時間試合

たぶん寒かったでしょうね。。。

以上、スポーツ新聞からの引用でした。

特徴1・つぶし合い

今回の特徴のひとつが

中継ぎ・救援隊のつぶし合い

先発投手は両軍ともほとんど大崩れしませんでした。しかし、2番手以降の投手が、首脳陣の思惑どおりに行かないんです。

3試合以上出場した投手は両軍4名ずつ。まったく失点にからまなかったと言えるのが、清水(ヤクルト)と富山(オリックス)、比嘉(オリックス)。あとの5名は少なくとも1・2試合で失点しています。首脳陣としてはやりくりに悩んだと思います。

この3名も優秀選手にして欲しいなぁと個人的には思うのですが、去年、ソフトバンクのモイネロ投手はそれを上回っていたから、そういうわけにもいかないのでしょうか。。。

ただ、彼ら救援陣に共通しているのは、2試合続けて失点していないこと。

それを最大限に生かしたのは、

特徴2・マクガフ

数字以上に感動を残したのがマクガフ投手ではないでしょうか。

ヤクルトの2敗は、どちらもマクガフ投手が負け投手になっています。

しかし、ヤクルトファンの誰が彼を責めるでしょうか。

オリンピックでもアメリカ代表として大車輪。

このシリーズでも5試合に登板。オリックスの吉田選手も5試合に登板しました。

にしても、勝っても負けても全然表情が変わらない。「どんな感情で生きてるの?」と思っていましたが、新聞の写真では表情が崩れていますね。貴重な写真なのかもしれません。

12回表、ついにリードを奪った時、

最後は誰が投げるんだ? 今野投手か?

と思いながら見ていたらマクガフがマウンドに向かいます。もう3イニング目です。「もしこれで終わらなかったら、明日はどうするんだ?」と思いながら見ていました。今思い返しても、やっぱり紙一重だったと思います。


特徴3・打のチーム?

戦前の注目のひとつだったのが、

山本投手対ヤクルト打線

結局、ほぼ山本投手を崩すことは出来ませんでした。しかし、対するヤクルト投手陣も互角に対峙しました。

第2戦では宮城投手に途中までパーフェクトピッチングをやられていました。昨年までならそのままズルズル相手ペースでやられていました。しかし今年は、

それもよくあることよ

という目で見れていました。なにしろ8回までノーヒットだったのに勝ったり、1安打しかできなかったのに引き分けたりしていたので。

特徴4・投のチーム

6戦目で高梨投手を先発させたことこそ、今年のチームの特色が出ていたと思いました。

日本シリーズが始まってもまったく音沙汰がなかったのが原樹理投手と高梨投手。原樹理が先発した時も高梨投手はベンチ入りしていませんでした。

となると、6戦目は残っている高梨投手が先発? でも好調の奥川と高橋のどちらかは先発から消えることになるけれど。。。

↓ ↓ ↓

高梨投手が先発し、奥川投手も高橋投手もベンチ入りしませんでした。

レギュラーシーズンでのローテーションをきちんと守ったことになります。

1年間やってきた事をここでもちゃんとやる、という姿勢が見えました。

特徴5・強運

12回表で代打・川端選手が出た時、ランナーは1塁でした。

だから最初は、川端選手がフォアボールやヒットで出塁して、3番、4番につなぐ役割が求められていたはずです。

しかし、相手のパスボールで塩見選手は2塁に。

そして、あのヒットで塩見選手がホームインするのです。

運が良かった、そう思いました。そんな試合がレギュラーシーズンでも何試合かあった気がします。運を引き寄せられることだって、強さの一因です。

じゃあなんで運を引き寄せられたのか。それをもっと知って、自分の生活にも活かしたいです。

余談かもしれませんが、終盤に能見投手が登場し、坂口選手が最後の守りについた時には何だか感慨深いものがありました。

しかし…(まとめ)

6試合中5試合が一点差、一試合が二点差。

リーグ優勝時も2位阪神とはゲーム差なし。

ヤクルトも去年まで最下位だったチームです。だから、どのチームにもほとんど差がない事が明白だと思います。

ちょっと歯車が噛み合わなかったら全然違う結果になっているでしょう。だから来年は上位にいられるという保証など全然ない。しかも今年は日本シリーズ終了がいつもよりずっと遅かったため、オフ期間が例年より極端に短いのです。

だから、ゆっくり休んでほしいと思います。

ありがとうございました。

「野球好きで良かったぁ」と思う1年でした。

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至ってごく普通のサラリーマンのつもりですが少し変わった体験もしています。