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【障害のこと】もし障害者じゃなかったらやりたかったこと

全く想像で、叶わないことだってわかっているけれど。

「普通」の状態で生まれていたら、今、何がしたいか考えてみた。

・自転車に乗ってみたい

10歳くらいの時に試したが、そもそも車輪を廻せず頓挫。

行動範囲もすごく広がって、郊外の静かなところに引っ越したり、自転車通勤できたら理想。

・お気に入りのウェアを買ったりして、ヨガをしてみたい

1度入会したが、適切な姿勢を保持することができず、「ほんとに効果あんのかな?」
「今これ正しいのかな?」
と疑問符ばかりついたので、「正しいヨガ」を試してみたい

・ハイヒールを履きたい

#kutto運動 を尻目に、私は靴のおしゃれを楽しみたい。ヒールやサンダルはやっぱり女らしさの象徴だと思う。
靴に合うコーディネートもしたい。
(靴が革靴だとそれに合う洋服の選択肢は狭い)

・バレエを習ってみたい

細い脚にすっと伸びた背中にあこがれる。
ふと見ると両肩の高さが違い、体重移動のいびつさで腰が曲がっている。
ハイヒール同様、わたしは「障害者であること」より「女性であること」を優先できればいいのに、と思っている。

・線を真っ直ぐ書きたい

そもそも運動神経が障害されているので、体の左右のバランス感覚がくるっている。
直線を引いたり、文章を真っ直ぐ書くことができない。定規を使っても目視で直線がわからず必ず斜めになる。

加えて、周囲に気付かれないようにするのに神経を使う。

・ジーンズをはきたい

歩行時の筋肉の使い方も異なっているので、両足の太さが違う。
太ももだけ競輪選手みたいになっていて、しかも左右差がある。

伸縮性のないジーンズは、片脚に合わせればもう片方が入らず、という状態になり、もう15年くらいはいていない。スキニージーンズは永遠の憧れ。

・神社仏閣に行きたい

もともと修行の場所だったからなのか、階段を超えた先にあることが多く、石畳も歩行にはきつい。
バリアフリー化されているところもあるが、そういった有名な場所は、広大で、車いすの利用がないととても見て回ることができない。

そうなると必然的に、介助者である母との旅行になるので、本来の目的である「癒し」が損なわれて敬遠してしまう。

そしてだいたい心惹かれるマイナーな場所は関門のように長い石の階段。
急こう配で心くじかれる。

思いつく限り書いてみたが、「移動」と「ファッション」に大別された。

もしこれができたら、なんて考えるだけ虚しくなるものだとは思うが、今できていることも確かに多いし、それなりの代替策で楽しめている。

やれていないことよりも、できる範囲で楽しめるものを探したほうが心もざわめかずに済む。
そこに意地ややせ我慢の気持ちがあったとしても。

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