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Alibaba,Antの投資先(2019年7月~9月)15社

こんにちは。中国インターネット研究所です。

・中国で消費者向けにビジネスを展開されている
・そのような事業会社を支援する日系企業で勤務していて中国の最新情報を仕入れたい
・日本で中国の情報を仕入れたいと思っている事業開発や起業家の方

を主に対象にし、以下の内容を毎月発信しています。

発信内容

A:中国小売最前線
AlibabaとTencentを中心に動く、中国小売業界の最新情報を毎月1回発信
B:中国スタートアップ最前線(この記事の内容)
Alibaba&Ant Finacial、Tencent、IDG&SequiaCapitalの投資先を一行で紹介し(3ヶ月分を各社まとめて配信)、いくつか気になるスタートアップをピックアップ。中国スタートアップの最新企業を知りたい方におすすめ。

C:中国最前線トレンド
中国現地のレポートやホットなトピックを毎月1つ厳選してお届け。

中国最前線トレンドの過去トピック

・コンビニ:イノベーションのジレンマによりコンビニチェーンが進出できない地域(2-3級都市)でAlibabaが勝つのでは?
・ミニソー:単純な個別事例紹介ではなく、中国特有の新たな業界(洗練された商品を扱う総合新小売業態)として紹介
・生鮮食品Hema:単純なスーパー業態としての面白さではなく、会員化率100%の経営を行うデジタル経営の事例として紹介・団地向け共同購入
:日本ではただの安売りとして拼多多が捉えられていが、共同購入のさらに進んでモデルの可能性(コープのオンライン版)として紹介
・小売向けクラウドサービス:TencentやAlibabaが単純に小売業に進出しているわけではなく、小売業向けへのSaaSを出していることを紹介

筆者紹介

大学時代に上海に2年間在住し中国スタートアップに特化したメディアを立ち上げ、中国市場のリサーチャーとしてVCで働く。
卒業後はメルカリにてアプリのPdMとして1.5年間、中国での新規事業開発のために半年、メルペイに出向し創業時のマーケティングの戦略立案などに約1年従事。
2019年1月より小売・メーカーのデジタル化を支援する上海の企業にてエンタープライズ向け営業をしながら、部門の統括。

メディア記事
中国で「決済革命」の次は「OMO」だ 
・NewsPicks中国特集~【メルペイ家田】僕が、中国ビジネスを学んできた理由
・月刊MD特別寄稿~中国「新小売」のいまとその次に来るもの


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2019年7月から9月までのAlibabaとAntの投資先から中国のトレンドを掴む。

まず全体の傾向だが、Alibabaのキャピタルゲインだけを目的とした投資は少ない。全体投資がこの期間に9件あったが、台湾初の版権管理サービスを提供する「Bitmark」と学校向けに教育サービスを提供する「小盒科技」の2つはキャピタルゲイン狙いと言えそうだが、それ以外は明確に既存事業とのシナジーを求めたものになっている。

Antもその傾向は同じで、より顕著だ。信用経済を創るために必要なレンタル系、顔認証など技術強化、ビッグデータを得るための地方政府系企業への出資となっている。

Ant出資企業6件の内、3件が戦略投資の位置づけで、PEファンド的に投資と経営の実行(実行における技術をAntが担う)によるDXの推進と見れるのではないか。

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