見出し画像

もうミニスカートは履かないけれど

多分、コロナ騒ぎによる自粛をキッカケに、テレビドラマを観るようになった。
朝の連ドラも大河ドラマも半沢直樹も、もっと前から観とけば良かった。

最近のドラマでなぜか目を引かれてしまうのが、オネエ言葉の人物。
『半沢直樹』の片岡愛之助や、『エール』の古川雄大演じるところのオカマは、本当に魅力的だ。


僕も、20年前に一度だけオカマ役をやった。

オフショルダーからこんな肩が覗いてて、

画像1

ミニスカートからこんな脚が生えてたので、

画像2

(毛は剃ってました)
ビジュアル的には面白かったと思う。
最初に登場するシーンでは、悲鳴が上がった。

でも、それだけのことで。
結局「出オチ」以上のモノは生み出せなかったし、以降は裏返った声でステレオタイプのオカマの振りをしただけだ。

この時期の僕は、なぜかやたらにゲイの方にモテていたので、声をかけられた時に呑みにでも行って、そういう方の気持ちなんかを深く聞き出せば良かった。

制作の女性に借りた女物の服を着てオカマを演じていた時に僕が考えていたのは、

「世の女性は、よくこんなミニスカートとか履いて外を歩いてるよな。こんな隙だらけのもん履いてたら、走ることも座ることもままならへん。多分、お客さんからパンツ見えてるよな。ていうかこれ、パンツを見せる前提の服装やん‼︎」

男の思考のままだった。


片岡愛之助や古川雄大を見てると、「振り切れなかった」自分が悔やまれる。

「後になって後悔しないよう、一瞬一瞬を精一杯生きないといけない」と思いつつ、結局今もダラダラ焼酎を呑んでいる。






僕が好きなことをできているのは、全て嫁のおかげです。いただいたサポートは、嫁のお菓子代に使わせていただきます。