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ネガティブ思考の強い現代の若者【大人の在り方】

メンタル疾患を抱えている若者
が増えています
希望を与えることが出来るよう
常日頃忍耐をもって
冷静に粘り強い支援を
心掛けておりますが
時には徒労感やストレスに
苛まれる事があります

現代の若者は繊細で
他者の言動に過敏に反応し
ハラスメントを常に意識し
自己防衛が強いように感じます

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ひとつ思うことは
「現代の若者たち」
は非常にストレスに弱いなぁ
と感じるということです

メンタルが鍛えられてこなかったこと
が原因のひとつです

語弊があるかもしれません
強烈なトラウマを与えられたり
虐待にあった子供時代
をもつ方も
いらっしゃるでしょう

もともと持って生まれた性格
という事もあるでしょう

ただ明らかに
鍛えられるメンタル
もあると思います


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≪お寺という道場に生まれ
数々のストレスに打たれ育ち
鍛えられたメンタルをもって
修行僧の方たちに話すこと≫

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私から学べることがあるとすれば

観ててごらん
しぶといから

色んな事があるかもしれないけれど
かなりしぶといから

かっこ悪いかもしれないけど
しぶといから

私の諦めの悪さ
私のしたたかさ

盗めるものがあれば
盗んでください




昔から
精神を病むという事は
変わらずあり続けてきました


けれども
もう少し昔の人達の話を聞くと

戦争があったり
結婚相手ですら親に決められ
自分の意見
自分の思いなんて
聞いても貰えなかった



現代の若者たち

親に反対されることもなく
多様性を認められ
応援され

そんな中でも
精神を病んでいく


体格にも恵まれ
能力にも恵まれ
こんなに優秀で
こんなに素晴らしい人々が

なぜこんなに打たれ弱いのか

なぜ精神を病むのか


福厳寺の境内にある
太陽幼稚園

その卒園式に
若い先生たちが
涙ながらにエールを送るんです

「人生は楽しい事ばかり
じゃありません
身体に気を付けて
色々な辛い事を乗り越えられる
大人になってね」

そう語った先生が
メンタルに病られていくのです


知識があってもダメなのです


人間の心
とは不思議なモノです

答えはあるようでない

心理学も発達し
人間の研究がどんどん進んで
判明してきていますが

人間は皆違う

こういう理屈だから
こうなります

という答えがない

人間の心というのは
本当に分らないものです


科学で証明されたこと
研究された心理学を
どんなに学んでも

心をコントロールする

ことは困難です

現代の若者だけではなく
社会全体にいえることです


現代の人達が
発展途上国にいって
現地の人々と一緒になって
川に入ろうとすると

止められます

除菌
ジョキン
で過ごしている我々が
そんなことをしようものなら
ばい菌だらけの水質に

侵されてしまいます


免疫力の低い状態で
社会に生きているのです

イヤな事があったらダメ
辛い事があったらダメ
現代の社会はそうなっている
ように感じます


人間だもの
色んな事があるじゃないですか

なんか調子が悪そう
不調な時もあるじゃないですか

なんか不機嫌そう
機嫌を取る必要がありますか

自分で自分の感情を
整えるチャンスを与えてあげる

様々な角度から揺らされ
様々な角度から打たれ

それらを超えていく
経験を与えてあげる

敢えて手助けをしない

そういう事も重要だと思います


ビクビクせず
デンと構えていること

大人にだって辛い事がある
ということ

でも逞しくあるということ

本当に困ったときには
一緒に戦うからね

そういう態度でいる
ということ

人生は知識だけではない

人生にとって
大事な力というのは

上手くいっている時
ではなく
上手くいっていない時
に養われるもの

そんなチャンス(!)
が来た時に
自分自身が

まぁ
失敗したっていいじゃない

と本気で思えること

自分自身が
明るくあっけらかん

としていること


と在ること

完ぺきではないけど
力強い大人を観て

そう在りたいと思われる大人
を目指して

生きていれば良いのです


………………………………


つい先日
知人にあった出来事です

彼女は細やかでよく気の利く
素敵な女性です
後輩からも頼りにされ慕われていました
中でも特に「先輩、センパイ」
と慕ってきていた後輩がおりました
彼女もそんな後輩を
可愛がっていたようです

そんな中
いつものように親しげに
話しかけてきた後輩に
持っていたボールペンで
頭を軽く(愛情をこめて)
ポンと…

次の日
彼女は上司から呼び出されました
その後輩は
『彼女からパワハラを受けた』
『叩かれた』
と相談し(訴え)に来た
とのこと

彼女は驚いたものの
「感じ方は人によって違うんだ」
と思い直し
その後輩に謝り
弁明をしたそうです

しかし
その後輩の
受けた傷は深かったようです

ハラスメントの対応は
本当に難しいと感じます
うろたえてしまう
一例でありました

でもこれは
後輩が自らで乗り越えて行くこと

私たちは

 凛
と在りたいものです




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